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吉野家から「機能性」牛丼!味は変わらずサラシア配合

2017年03月16日 11時00分更新

機能性表示食品の牛丼ってどんな味?

 ごきげんよう、アスキーのナベコです。三十路です。今回は、吉野家が新しく発売した機能性表示食品の牛丼の具を食べてきました。最近、機能性表示を売りにした飲料や食品が増えてきましたが、なんと吉野家まで。味はいったいどうなのでしょうね?

“サラシア”入りの牛丼の具がネット限定で

牛丼の具「サラ牛」。機能性表示食品。

 吉野家は機能性表示食品「サラ牛」を3月6日から吉野家公式通販ショップで販売しています。「サラシア由来サラシノール」を配合。サラシア由来サラシノールには食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能が報告されているということ。

340kcal。カロリーだけこれだけ見ると通常の牛丼の具よりちょっと高いのです。

 サラ牛は“牛丼の具”で、温めてご飯の上にかけて牛丼として食べられます。価格は5袋セットが2980円、10袋セットが5000円。店頭での販売は現状やっておりません。

 機能性表示食品の牛丼なんてきいたことありません。やはり珍しいことらしく、外食チェーンを展開する企業が機能性表示食品を発売するのは初だといいます。つまり、牛丼チェーンで言っても初の機能性表示食品になるのですね。

外食チェーンで初の機能性表示食品!

味は? 普通の牛丼と食べ比べてみた

 サラシアとはアジア諸国でお茶などとして伝統的に用いられている食品。その成分が入っているので新商品サラ牛は苦いのではないでしょうかね? 機能性表示食品ってなんとなく「苦みがある」という印象があります。試食会ではサラ牛と通常の吉野家の牛丼を用意してもらえたので、おそるおそる食べ比べてみました。

左がサラ牛で右が通常の吉野家の牛丼(「冷凍牛丼の具」を使用)。

 見た目はほとんど変わりませんね。写真だと多少いろみが違くみえますが、実際に見た感覚だと個体差レベルでほぼ同じでした。ほら、お店に行っても隣の人が頼んだ牛丼とまじまじ比べると多少違く見えるじゃないですが、その範疇。

こちらがサラ牛!

 試食用の小盛りのサラ牛です。普通においしそうです。

 色つや、脂のノリ、切り身の大きさ、申し分ありません。実は私、学生のころ某牛丼チェーンでバイトしていました。だから牛丼にはちょっとうるさいのです。

香りもよろしい。

 いざ実食!

 おや。

味の違いがわからない女。

 味の差がわからない。

 サラ牛と通常の牛丼は、まったく一緒。どちらも変わらずおいしいです。

 味の違いがわからない女と言われても悲しいので、神経を集中して「味の違いを感じるぞ、おら~」と意識して食べ比べてみたのですが、本当に差がわからない。拍子抜けしてしまうほどにサラ牛は普通の牛丼と同じ満足度でした。

牛丼は食後の血糖値上昇の観点だと優良な食事らしい

 吉野家HD執行役員、グループ商品本部 素材開発部部長である辻智子さんにお聞きしたところ、機能性表示成分であるサラシア由来サラシノールは牛丼の具を煮込むタレに入っているというイメージ。ですが、成分量が多いというわけではないので、製品に均一に含めるためのオペレーションに苦労したということ。辻智子部長は農学博士の資格も取得しています。

通常の牛丼と差がなくおいしかったです!

 実は、白米(糖質)と同時にタンパク質(牛肉)、脂(牛脂)を食べることで、白米だけを食べるより食後の血糖値の上昇は抑えることが認められているそうです。食後の血糖値という観点でいうと、牛丼はそう悪い食事ではなく、加えて機能性表示成分が含まれているサラ牛はさらに血糖値を気にする人向け、ということ。糖尿病、内脂肪、生活習慣病が気になる人にオススメだそうです。

「飲食チェーン初」とあるので、店頭で出してほしいですが、当面は通販のみの販売なのですね。

 私としては通常の牛丼と変わらずにおいしかったので、味の点では合格。10袋セット5000円と安くないという点では気になりますが、食後の血糖値を気にする人に選択肢が増えると考えると、良い取り組みに思えます。

 外食チェーン初の機能性表示食品とうたっているけれど当面は店頭では食べられないというのが残念です。反響があれば、店頭での販売も検討するのではないでしょうか。

 ところで今年は平成29年でニク年です。新たな取り組みの肉系食品もどんどん増えてくるのでしょうね。そんなことを思ったナベコでした。以上。

ごちそうさまでした!

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ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!

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