ここからは他にも試したゲームのベンチ結果を、淡々と紹介していこう。まずは「BIOHAZARD 7 resident evil」。画質設定はすべて一番高いもの(あるいはオン)、イメージクオリティーは“1”、アンチエイリアスはTXAA+TAAを選択した。ゲーム開始間もなくして入る廃屋の中を歩き回る際のフレームレートを「Fraps」で測定している。
このゲームも僅差でGTX 1080TiがTITAN Xをオーバーテイク。初値699ドルのGTX 1080では息切れする4K解像度でも、同じ699ドルのGTX 1080Tiなら60fps維持(戦闘のないシーンでの計測だが)できるのは時代の流れを感じる。
続いては「Watch Dogs 2(ウォッチドッグス2)」。CPUが4コア8スレッド動作のCore i7-7700KなのでCPUボトルネックになっている部分はあるが、ハイエンドGPUを使う以上画質はプリセット“最大”で計測した。「Fraps」を使い一定のコースを移動した際のフレームレートを測定している。
Watch Dogs 2ではCPUボトルネックがあるせいか、遠景を見通せるロケーション(坂の上)では最低fpsがぐっと落ちる。4K解像度以外ではTITAN XもGTX 1080TiもGTX 1080無印に対して大きなアドバンテージはとれない。このあたりはCPUを強化して再挑戦したいところ。
次はゲーム自体はやや古いが「Fallout4」に、今年リリースされた高解像度テクスチャーパックを適用した状態のパフォーマンスを検証する(テクスチャー以外のModは不使用)。画質は全設定項目を一番重い状態にし、垂直同期をドライバー側で無効化。DLC“Far Habor”エリアの一定のコースを移動する際のフレームレートを「Fraps」で測定した。
ゲームの仕様か、4Kにするとコマ落ちが異常に増えるが、全体的な傾向としてはWQHDまでならGTX 1080Tiは極めて快適。TITAN Xに対しBattlefield 1並に良いアドバンテージを獲得できているといえるだろう。
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