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ハイエンドSIMフリースマホ、ZTE「AXON 7」を自腹購入で使い続けた結果

2016年12月03日 12時00分更新

サウンドシステムが映画館のよう!
ステレオスピーカー×Dolby Atmos×DAC

 AXON 7は映像だけでなく、サウンド面にも力を入れている。これは2016年後半から2017年にかけてのスマホシーンのキーワードにもなりそうな部分だが、AXON 7はステレオスピーカーからの再生にはDolby Atmos、ヘッドフォンジャック用に旭化成エレクトロニクスAK4490、オーディオチップAK4961を採用している(AK4961がスピーカー側にも使用されているのかは不明)。

 Dolby Atmosは、劇場やホームシアター向けとして登場したものだが、モバイルも視野にいれた規格であり、Dolby Atmosに対応したデータの場合は、左右の広がりだけでなく、上下にも広がるサウンドを楽しめる。ただ、Dolby Atmosに対応したデータを気楽に楽しめるサービスは現時点では用意されておらず、自分で素材を探すしかない。

スピーカー用の穴が横に並ぶため、すべてスピーカーなのかと思ったのだが、耳を近づけてみたところ、赤い楕円の部分にスピーカーを確認できた

ドルビーデジタルプラスから設定に入れる

Dolby Atmosの設定画面。デモが用意されており、効果を確認できる

 またDolby Atmosに対応していないデータであっても、Dolby Atmosデコーダーを通り、広がりのあるサウンドになるため、動画を見る場合のご満悦度は高い。ステータスパネルのDolbyアイコンからオンオフもできるため、これも店頭で違いを試してよく判断してほしい。ちなみに筆者宅だと、作業時にBGV再生機としてよく活躍してくれている。

 ヘッドフォンを接続すると、Dolby関連の機能は自動的にオフになり、そのかわり「標準」か「スーパー」が適用される。説明文によると「標準」はHi-Fiの音響品質を楽しめるもの、「スーパー」は高級音質とオーディオパフォーマンスを楽しめるものと記載されている。24bit/96kHzのデータで聴き比べてみた限りでは好みの問題で、自分の耳に合うほうを選ぶといいだろう。

 Dolby関連の機能は任意でオンにできるが、左右にきっぱり分かれすぎている感があるため、音楽視聴よりは動画視聴のときに有効化してみるといい。Dolby Atmosはヘッドフォンにも対応しており、上記の機能とヘッドフォンで、どの組み合わせが自分に合うのか探ってみるのもいいだろう。

ヘッドフォン向けの設定画面

 発表会ではZTEと旭化成エレクトロニクスが協力し、開発段階からノイズ対策を行なったと発言していたが、筐体内のノイズを拾ってしまっていた。Wi-Fi接続時にストリーミングで音楽を聴いている場合はあまり気にならないが、モバイルデータ通信時は、静かな曲だとノイズがよくわかってしまう点は、出音がいいだけに残念だ。

地味めのカスタム機能が豊富

 ヘタにゴテゴテと独自機能ばかりにすると、逆に挙動が怪しくなるというのは、過去にいくつかの事例があるが、AXON 7はそこそこ独自機能を搭載しているものの、ストレスにならないものが多い。

 例えば、Mi-Popは片手操作向きのランチャーで、5つの機能を割り振れる。「戻る」や「ステータスバー」「スクリーンショット」などが、メニューキー機能もあるため、一部のアプリ操作時に効果的だ。また「ジェスチャー」はダブルタップでスリープ状態を解除、指紋回りの設定やナビゲーションキーの変更、手袋モードも用意されている。

操作の邪魔になる機能はないのだが、ナビゲーションキーと有機ELが近すぎるため、誤タップ率はやや高くなりがち。さらにナビゲーションキーにバックライトがないため、薄暗い場所で押しにくいという難点がある。輝度自動調整機能は大雑把かつ、不安定なので個人的にはオフを推奨したい。

ホーム画面はiOS的な路線

Mi-Popの設定画面。5つのボタンに機能を割り当てられる

登録した指紋にアプリを割り当てると、その指紋でアンロックするとそのアプリが起動する。カメラを割り当てておくと小便利

 電源管理はデフォルトで「スマート省電力」が有効になっている。これはCPUとGPUの調整を行なうと説明があるのだが、もたつくような状況になることもないため、基本的にオンで問題ないだろう。オフにするのはゲームプレー時くらい。「ウルトラパワーセーブ」は画面をモノクロにして、通話とSMSのみの状態にするというもの。Wi-Fiやモバイルデータ通信はオンにできるため、長時間使用したいときに最適だ。

電源管理の画面。「スマート省電力」のオンオフはステータスパネルからも可能だ

「偏光フィルター」は、極端に明るい場所で画面を見やすくするという機能なのだが、いまいち効果が薄い。状況を問わず、暴発しているときもあるので、基本的にオフでいい

 バッテリー駆動時間のテストは、Amazonビデオの連続再生で検証してみた。データ通信はWi-Fiにして、自動輝度調整はオンだ。1時間で約10%の消費傾向にあり、3回のテストの結果、最終的に9時間10分前後の動作を確認した。モバイルデータ通信の場合は、移動しながらウェブブラウズやSNSの操作を繰り返したところ、1時間で12~13%の消費だったが、Quick Charge 3.0対応なので、充電速度の速さでその点は補えるだろう。

3DMARKの結果。左はSling Shot using ES 3.1、右はIce Storm Unlimited

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