週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

家政婦さんの家事代行マッチングサービス「タスカジ」を体験してみた

2016年11月30日 06時30分更新

さすが人気タスカジさん! 時間内に10品が完成

 依頼は、料理の作り置き。材料は買ってきてもらうこともできるし、ありものを利用することもできる。しかし、買い物中も時間にカウントされるとのことなので、今回は自分でいろいろと買っておき、作ってもらうことにした。

 約束の10時ぴったりにタスカジの「TOMOKO」さんが登場。3時間びっちり作業するとのことなので、取材もそこそこに冷蔵庫を見てもらう。味付けは濃いめ、できれば酒のつまみも混ぜて、と依頼した。また、材料として、筆者の弟が北海道でファームを経営しており、そこのジャガイモやトマトを使ってもらうように頼んだ。

 そうしたら、すぐにキッチンで料理を開始。あれ、見終わった瞬間にレシピを組み立てたのか? と思いきや、まだ考えていないという。レシピは作りながら考えるというのだ。さすが、時間を無駄にしない気配りがすごい。

 邪魔にならない程度に話かけて聞いたところ、TOMOKOさんは今年の9月にタスカジさんになったばかりの新人。それなのに、もう数10回も依頼をこなしており、カレンダーが埋まるほどの人気を集めている。

 TOMOKOさんのスポット料金は7800円+西馬込駅までの往復交通費として1280円。報酬の20%がタスカジの手数料としても、なかなかの収入。しかもそれが毎日、日によっては午前と午後に入ることもあるという。しかも、料理の専門家なのかと思いきや、以前は会社の人事部にいてフルタイムで働いていたという。しかし、料理を仕事にしたいと退職。1年間料理を扱う仕事を修行してからタスカジデビューしたというわけだ。

時間ぴったりにタスカジさんが到着

利用する食材や味付けの好みなどを簡単に打ち合わせる

いきなり料理をスタート

がんがん食材の下ごしらえを進めていく

 3つのコンロが常に埋まっている状態で、てきぱきと料理していく。たくさん用意したタッパーには料理が次々と完成していくのに驚いた。日々同じメニューを料理しているプロならわかるが、先ほど見たばかりの冷蔵庫で、どこに何があるのかもわからないキッチンで、人の調理器具でここまで効率的に作業できるのはすごい。

 2時間45分後、10品が完成。豚ばら肉のトマト煮、にんにくとしょうがのチンゲンサイと長ネギの塩炒め、玉ねぎと黒にんにくの肉巻き、長ネギと油揚げの七味和え、ピーマンの佃煮、焼きコロッケ、ポテトサラダ、もやしと豆苗のナムル、バターガーリックきのこ炒め、サラダが並んだ。

コンロは3つで足りないくらい

徐々にタッパーに料理ができていく

10品の料理が完成! どれもおいしそうだ

スポット依頼で満足したら定期契約でお得にラクする

 終了時刻が迫った時にタスカジ運営からメールが届いた。開くと、実施したかどうかのステータスと評価を求められた。この評価やコメントがタスカジさんの実績になるし、モチベーションの維持につながるので必ず入力する。一定時間後にはコメントなしで★4が付くが、基本的には入力しなければならない。

タスカジからメールが届くのでURLを開く

実施の有無や評価を入力する

 我が家には犬がいるのだが、タスカジさんの中にはまれに苦手な人がいるので、できれば検索時に「ペットケア」もOKの人を探したほうがいいそう。今回は、柴犬がおいしそうな匂いにつられてキッチンをうろうろしていたが、TOMOKOさんは気にしない感じだったのでよかった。

ペットがいるなら、面倒を目的としていなくてもペットケア対応も検索条件に入れると安心

 作業終了を告げられたのでキッチンに行ってみると、超きれいに掃除されていた。なんなら依頼時よりきれいなくらい。基本は原状復帰だそうだが、頼もしいところだ。

作業終了。ごみはまとめられ、洗い物も全部終わっている

 この後、交通費を現金で渡し、解散となる。なぜクレジットカード決済でまとめて引き落とせないのか取材したところ、外国人が立て替えを嫌がるためだという。フィリピン人のタスカジさんの中には、毎日2~3件も請け負っている人がいて、そうすると建て替え金額が高くなってしまうためだ。この点は、入金サイクルを増やすことで対応する予定とのこと。

 ちなみに、今回はスポット依頼だが、これで満足した場合は定期契約するのが通常の流れとなる。定期契約だと、スポットより安くなるのでお得だ。週1回とか月に2回とかまとめて作業してもらうと、一気に家事の負担が減る。実際、ユーザーの多くは共働きの家庭だという。意外と独身男性は少ないようだ。

 現在のユーザーは7500人、タスカジさんは350人強で、タスカジさんが足りていないので、増やしていきたいという。資格制度や認定制度を導入し、タスカジさんがスキルアップできる仕組みも検討中だそうだ。

 なお、現在は大掃除前倒しキャンペーン中。12月1日からは、「2016年大掃除キャンペーン」を実施しており、初回のスポット利用が2回まで5%オフとなる。興味のある人はぜひ試してみることをお勧めする。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう