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居酒屋「塚田農場」の地鶏がレアでもおいしく食べられる理由

2016年10月14日 17時00分更新

雛から雄は120日、雌は150日飼育

 雛になったみやざき地頭鶏は、地頭鶏ランド日南の直営農場や契約農家に出荷されて飼育されます。今回は、西都市にある直営農場で飼育の様子を見学してきました。まずは生後まもない雛。みやざき地頭鶏の面影は特になく、超絶キャワイイ感じです。

手のひらに3羽ほどが乗るほど体は小さいです。一般的な黄色の雛だけでなく、すでに地鶏色の雛もいました

 隣の鶏舎では生後30日の雄と雌が飼育されていました。まだまだ体は小さいですが、鶏の顔つきになっていますね。

生後30日までのみやざき地頭鶏が飼育されている鶏舎。もう完全に地鶏の格好です

 さらに隣の鶏舎には生後60日のみやざき地頭鶏が。すでにかなりデカイいので複数に追いかけられると怖いかもというレベル。

生後60日までのみやざき地頭鶏が飼育されている鶏舎。両手で抱きかかえないといけない大きさです

 生後90日のみやざき地頭鶏。もう出荷できるんじゃないかと思えるほどしっかりした体躯です。

生後90日までのみやざき地頭鶏が飼育されている鶏舎。さらにデカイ

 生後120日のみやざき地頭鶏。凜々しい鶏冠ですね。首が太いです。雄はこの時点で加工場に出荷されます。

生後120日までのみやざき地頭鶏が飼育されている鶏舎。雄は体が大きいのでこの時点で出荷されます

 生後150日のみやざき地頭鶏。雌は150日飼育されて出荷されていきます。

生後150日までのみやざき地頭鶏が飼育されている鶏舎。雌はこの段階で出荷されます。飼育期間は40~50日で出荷されるブロイラーのなんと3倍

 ちなみに雄雌の区別は単純に鶏冠の大きさではないそうです。雌のほうが丸みを帯びた体型をしているそうですが、シロウトのワタクシには見分けがつきませんでした。

雄雌は鶏冠ではなく体の大きさやフォルムで見分けるそうです

 加工場に出荷するみやざき地頭鶏は、夕方から夜に捕獲します。ご存じの方も多いと思いますが、鳥類は夜になると周囲が見えなくなりおとなしくなるからです。捕獲時は、ライトを頭に付けて追いかけ、ガシっと掴むという感じ。

鳥カゴ1つあたり5羽の鶏を入れます。捕獲作業は日が落ちるころからスタート

 捕獲したみやざき地頭鶏は、5羽ずつ専用のゲージに入れられます。元気いっぱいに逃げ回る鶏もいれば、ゲージに入れられた途端大人しく覚悟を決める鶏までさまざまです。取材時は雄50羽、雌50羽を1時間弱で捕獲していました。養鶏場は山の中腹にあるので、夕方以降はかなり暗いのですが、雄雌をよく見分けられるなぁと思いました。

出荷するみやざき地頭鶏の捕獲は日が落ちる前の夕方から夜にかけての作業になります

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