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「Q マーシャル」は最新CPUで旅行にも最適

フォッシルの新スマートウォッチは1泊2日の旅で充電不要

2016年09月17日 12時00分更新

 自分はスマートウォッチが、もはや生活になくてはならない製品となっています。以前からAndroid Wear搭載のスマートウォッチを使っていましたが、今回あのフォッシルが新しいスマートウォッチを出すというので、ドイツ・IFAの会場で展示品を確認。その場で惚れ込み、そして現地の別のファッションイベントに突撃して買ってきました。

 さて、そんな楽しく忙しかったIFA取材から早1週間。購入した「Q マーシャル」を使い倒してみたので、ファーストインプレッションをお送りします。

開封の儀〜外観のチェック
最新技術でつくられた時計メーカーのスマートウォッチ

 まずは、開封の儀といきましょう。とはいえ、箱の中身は非常にシンプルです。本体と付属のベルト、非接触型の充電ケーブル、そしてクイックスタートガイド(日本語を含む多言語対応)のみ。

 余談ですが、こちらの充電ケーブルですが、付属品は当然1本のみ。オンラインショップでも単品で売っていなかったので、家と会社で充電したい自分には少し不安に思えたのですが、直営店に電話したところ、「修理対応」という形で新品のケーブルを別途取り寄せることができるとのこと。その際の費用は3240円だそうですが、ひとまず安心です。

箱に入っているのはこれで全部。気がつきました? 本体が収められているトレーが、「Q」のカタチになってる!

充電は専用ケーブルで。本体背面の「FOSSIL」アイコンとケーブル側のアイコンを向かい合わせるようにすれば、あとは磁石で固定されます

 基本スペックもおさらいしてみると、ケース径は46mmで、22mm幅のストラップであれば一般的な時計のバンドと付け替え可能。もちろん、フォッシルは時計メーカーだけあって、付け替え用のストラップを販売しています。ディスプレーは直径38mm(実測値)の円形で、モトローラ製スマートウォッチ「Moto 360」と同じように、下部が少し欠けています。

 CPUは最新のSnapdragon Wear 2100。メモリーは4GB。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n対応で、バッテリーは360mAh。Android Wearの最新安定版である1.5.0(Lollipopベース)をプリインストールしています。また、ペアリングするスマホがAndroid端末であればハンズフリー通話に対応しているため、本体側面にはスピーカーとマイクが備え付けられています。(iPhoneは残念ながら非対応)

右側面にはリュウズの形をしたハードウェアボタンとマイク穴、左側面にはスピーカー穴が備わっています

当たり前ですが、防水防じん性能に対応しているので(IP67相当)、雨が降っていても使えます

執筆時点で最新安定版のAndroid Wearを搭載

 いままで数種類のAndroid Wear機を使ってきましたが、さすがファッションブランドのスマートウォッチなだけあり、見た目のかっこよさは折り紙付き。

 個人的にはなんといっても、このブルーIPの色味が超クール。いままでのスマートウォッチのイメージはただ黒かったりメタルだったり、質にこだわっていても女性向けのローズゴールド風のものだったりと、イマイチに感じていました。でも、この色合いと質感であれば、より胸を張ってスマートウォッチを人に見せつけられるというものです。

ほかのAndroid Wear機との違いは
プリインストールの文字盤にアリ

 とはいえ、Android Wear機は「何ができるか?」という意味では、本機を含め他機種との大きな違いはありません(搭載ハードによって使える機能に差はあります)。では、フォッシルがこだわったのは外観だけなのか?

 その答えは、もちろんノー。時計メーカーはやはり「時計」としてはこだわっていました。スマートウォッチの最大の特徴でもある、キセカエできる文字盤(ウォッチフェイス)を独自にプリインストールしていました。

フォッシルらしいウォッチフェイスを豊富にプリインストール

 スマホがAndroid端末ならば、その数なんと17種類! Googleのプリインストールのものを含めば、初回起動時から20種類のウォッチフェイスを選べるわけです。

 しかも、フォッシル製ウォッチフェイスはただオシャレなだけではありませんでした。ウォッチフェイスにもよりますが、しっかりカスタマイズできるようになっています。

 たとえば、Q マーシャルで最初に設定されているウォッチフェイス「Digital」では、ダイヤルカラー(背景色)、デジットカラー(時間を表す数字の色)、デイカラー(曜日の色)をそれぞれ変更でき、加えて3つのウィジェットの表示内容、時計の24時間表示なども設定可能。

ウォッチフェイス変更画面の下に歯車アイコンがあれば、それはカスタマイズ可能なウォッチフェイスであることの目印。ウォッチフェイスごとに変更できる要素は異なります

 「おしゃれだけのスマートウォッチ」とあなどっていると、どんどん深みにはまっていくパターン。スマートウォッチこだわり派のギークもすごく楽しめます。

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