日本向けモデル発売は期待できない?
グローバル版なので技適マークの表示はありません。記事執筆現在、ASUSグローバルの製品ページを確認してみると、いままであった「JP version」の記載が消えていました。もしかすると、日本向けには販売しないのかもしれません。
ZenFone 3 Ultraは充実のスペック
ZenFone 3 Ultraはミドルレンジの中でも上位に位置づけられているSnapdragon 652(1.75GHz、オクタコア)を搭載しています。お借りした端末はメモリーが4GB、ストレージが64GBといった構成です。
約6.8型のディスプレーはフルHD解像度(1080×1920ドット)ですが、個人的には高精細だと思います。処理能力とのバランスが大事ではないでしょうか。
AnTuTuベンチマークのスコアーは「7万8918」となりました。少し前のハイエンドモデルに匹敵するパフォーマンスです。ZenFone 3に搭載されたSnapdragon 625といい、いまの600番台は侮れません。
「ズルトラ難民」救済なるか!?
Xperia Z Ultraと比較してみた
ZenFone 3 Ultraというネーミングに6.8型という大画面スマホ。どう考えてもソニーモバイルの「Xperia Z Ultra」の姿が脳裏をよぎります。auから「SOL24」として発売されてから2年以上が経過し、いまだに買い替え先が決まらない「ズルトラ難民」と呼ばれる方々にとって、ZenFone 3 Ultraは救世主となるのでしょうか。
並べてみるとサイズ感は非常によく似ています。画面外にナビゲーションキーを採用していることで7.4ミリほど縦長ですが、横幅は1.9ミリしか差がありません。それでいて画面サイズは約0.4インチぶん大きいのですから驚きです。
ZenFone 3 Ultraの上にXperia Z Ultraを重ねてみました。もう後継機種といっても過言では無い気がしてきました。
最薄部の厚さの差はたった0.3ミリ。この差は触っただけではわかりません。
操作するにあたって大きな差はナビゲーションキーの場所です。Xperia Z Ultraはオンスクリーンキーで画面の中に表示されますが、ZenFone 3 Ultraは画面下部です。
一段低い位置にキーがあるので、気になる方は少なくないかもしれません。その分、画面いっぱいに映像を表示できるメリットもあるので、どちらが優れているとは一概には言えませんが……。
触ってみてわかる大画面の良さ
両者のサイズ感は非常によく似ていて、スペック的にも買い替え先として十分でしょう。ズルトラ難民のみなさんの移住先が見つかることを祈っています。
しっかりわしづかみできる横幅で、それでいてこの表示領域の広さは1台持っていると何かと捗りそうな予感。優秀なサブ機としてカバンに忍ばせておきたい1台です。
※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。
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