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ついに発売の「ZenFone 3」 スペックとデザインをあらためて見ていく!

2016年10月09日 12時00分更新

 ついに国内でも発売された「ZenFone 3」。10月下旬に発売予定の上位モデル「ZenFone 3 Deluxe」も含めて、発表会での写真を中心にあらためてそのスペックやデザインを詳しく見ていこう。

左からZenFone 3、ZenFone 3 Deluxe(5.5型)、ZenFone 3 Deluxe(5.7型)

両面ガラス素材でイメージチェンジの「ZenFone 3」
デュアルスタンバイやau VoLTE対応にも注目!

 まずは無印の「ZenFone 3」から。海外では5.5型モデルも存在するが、国内では片手でも比較的使いやすい5.2型モデルでのリリースとなっている。価格は税抜3万9800円。カラバリはサファイアブラックとパールホワイトの2色だ。

価格は税抜3万9800円で発売中

 外観的には前面背面ともに縁が丸みを帯びた2.5D加工のガラス(Gorilla Glass 3)で、側面のメタルフレームに繋がっているかのようなデザインとなっている。その背面にはわずかにでっぱりがあるカメラ、そして指紋センサーを搭載する。背面のガラス素材により、ZenFone 2とはまったく異なるイメージに仕上がっている。

ZenFone 2からは大きくイメージが変わったZenFone 3

背面もガラス素材に。Zenシリーズの特徴である同心円の模様はあまり目立たない

ガラスは最近のトレンドの2.5D加工

下部のUSB端子はType-Cを採用する

 主なスペックは、ディスプレーにフルHD解像度の5.2型IPS液晶、CPUにオクタコアのSnapdragon 625(2GHz)、3GBメモリー、32GBストレージ、2650mAhバッテリー、Android 6.0など。カメラはソニー製の1600万画素センサーを採用。レンズのF値は2.0で、光学式手ぶれ補正も搭載するほか、レーザーAF/位相差AFとの組み合わせで0.03秒での高速AFが可能とアピールする。

こちらはパールホワイトのカラバリ。鮮やかな白だ

ガラス素材とのマッチングにより、光を当てると特に鮮やかになる

こちらの側面はややゴールドがかっている

 ネットワーク面では、4G+3G対応のデュアルSIMデュアルスタンバイ対応が話題となっている。仕事用SIMとプライベート用SIMで同時待受のほか、キャリアの音声定額付きのSIM+格安のデータSIMなどさまざまな組み合わせが考えられる。ただし、ZenFone 3ではnanoSIM側はmicroSDと排他仕様なので注意が必要だ。また、ZenFone 3はau VoLTEにも対応している。

同時待受のうえにVoLTEと表示。つまり片方にはau VoLTE対応のSIMが挿入されているというわけだ

SIMスロットはmicroSIM+nanoSIMで、nanoSIM側はmicroSDと排他での利用となる

メタルのユニボディーが印象的な「ZenFone 3 Deluxe」
5.7型は有無を言わせない最強スペック

 つづいては上位モデルのZenFone 3 Deluxe。こちらは5.5型と5.7型の2モデルが用意されており、発売は10月下旬を予定している。デザインやカラバリは2モデルで共通だが、スペック面では5.7型は文句なしのフラグシップ級なのに対し、5.5型は無印のZenFone 3に比較的近いため、その点には注意が必要だ。

つづいては上位モデルのZenFone 3 Deluxe。写真は5.5型タイプでディスプレーの左右はわずかに額縁があるが、5.7型タイプはほとんど額縁が無い

 というわけで、まずはそのデザインから。まず筐体はフルメタルのユニボディーが最大の特徴。金属のカタマリといった感がある外観は率直に美しい。

 また、カラバリはシルバー、ゴールドの2色があるのだが、2色とも前面はゴールドで、しかもZenシリーズではおなじみの同心円状の模様が光の加減でハッキリと映し出されるなど、結構派手目の印象だ。その一方で、背面はメタルにも関わらずシックな印象。ゴールドもかなり控えめな金色で、明るい場所ではシルバーとは区別が付きにくいくらいだ。

全面のゴールドは正直結構派手

側面はダイヤモンドカットが。USB端子はこちらももちろんType-C

背面はシルバーもゴールドも案外におとなしい

光の加減で正確な色合いを伝えるのは難しいが、ギラギラという感じはない

 さらに上位の5.7型モデルについて言えば、画面左右の額縁がほとんどないのも特徴的。これにより、横幅は77.4mm。5.5型のDeluxeとはわずかな差しかなく(5.5型は76.7mm)、iPhone 7 Plusよりも小さい(77.9mm)。5.5型のZenFone 2とはほぼ同じだ(77.2mm)。

 税抜8万9800円という高価なモデルだけあって、スペック面では文句なしに高い。5.7型有機ELディスプレーは解像度こそフルHD止まりだが、CPUはSnapdragon 821(2.4GHz、クアッドコア)、6GBメモリー、256GBストレージ、3000mAhバッテリー、3波のキャリアアグリゲーション/DSDS対応など。カメラは2300万画素のソニー製センサーで、F値2.0のレンズ、0.03秒の高速AFや光学式手ぶれ補正などの特徴も持つ。

さすがにちょっと手が届きにくい価格だが、スペック的には極めて高い

発表会では他社のフラグシップ機との比較も行なわれた

 一方、5.5型のDeluxeについては、フルHD解像度の5.5型IPS液晶に、CPUは無印と同じオクタコアのSnapdragon 625、4GBメモリー、64GBストレージで、カメラも無印と同等の16メガ(イン8メガ)となる。そのぶん、価格は5万5800円と比較的購入しやすくなる。

CPUやカメラなど、スペック的には無印モデルに近くなるが、お手頃さは増す5.5型のZenFone Deluxe

 ZenFone 2と比べても、大きくプレミアム感を増したZenFone 3。そのぶん、価格も若干上のゾーンへと移行してはいるのだが、もう少し安い価格帯にはZenFoneシリーズのバリエーションモデルが存在するし、今後もいろいろと登場すると考えられる。そちらにも期待したいところだ。

ZenFone 3のバリエーションモデルと言えば、6.8型の「ZenFone 3 Ultra」の国内投入が無かったのが残念という声も聞かれるが、発表会会場には展示機があり。あとはユーザーの声次第!?

  ZenFone 3
(ZE520KL)
ZenFone 3
Deluxe
(ZS550KL)
ZenFone 3
Deluxe
(ZS570KL)
ディスプレー 5.2型IPS液晶 5.5型IPS液晶 5.7型有機EL
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット 1080×1920ドット
サイズ 約73.9×146.8
×7.69mm
約76.7×151.4
×7.8m
約77.4×156.4
×7.5mm
重量 約144g 約160g 約172g
CPU Snapdragon 625
2GHz
(オクタコア)
Snapdragon 625
2GHz
(オクタコア)
Snapdragon 821
2.4GHz
(クアッドコア)
内蔵メモリー 3GB 4GB 6GB
内蔵ストレージ 32GB 64GB 256GB
外部メモリー microSDXC
(最大2TB)
microSDXC
(最大2TB)
microSDXC
(最大2TB)
LTE対応バンド 1/2/3/5/7/8
/18/19/26/28
/38/39/40/41
1/2/3/4/5/7/8
/12/17/18/19/20/26
/28/38/39/40/41
1/2/3/4/5/7/8/
12/17/18/19/20/26
/28/29/30
/38/39/40/41
3G対応バンド 1/2/5/6/8/19 1/2/4/5/6/8/19 1/2/4/5/6/8/19
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz、MIMO)
OS Android 6.0 Android 6.0 Android 6.0
CA対応 ○(2CC) ○(2CC) ○(3CC)
カメラ画素数 リア16メガ
/イン8メガ
リア16メガ
/イン8メガ
リア23メガ
/イン8メガ
バッテリー容量 2650mAh 3000mAh 3000mAh
指紋センサー
SIM形状 nano+microSIM nano+microSIM nano+microSIM
DSDS対応
au VoLTE ×
カラバリ サファイアブラック、パールホワイト シルバー、ゴールド シルバー、ゴールド
価格(税抜) 3万9800円 5万5800円 8万9800円
発売時期 販売中 10月下旬以降 10月下旬以降

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