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世界が注目する新ドメイン「.shop」はいますぐ予約が吉!

2016年09月02日 11時00分更新

過去、新ドメイン導入プログラムで実施されたICANN主催のオークション結果一覧

運営権利は世界最高額となる約49.2億円で落札

 新ドメインとなる「.shop」はどこかが管理・運営する必要があり、ICANNがオークションを開催した。当然、「.shop」のような有力ドメインなので世界中が大注目。

 その結果、8社がエントリーして、その中で最高額を付けたのが日本の「GMOドメインレジストリ」。なんと、その時点で世界最高額となる4150万1000ドル(約49億2000万円。1USドルあたり118.660円。1月27日終値で換算)で落札したのだ。ちなみに、その時点と書いたのはつい先月、「.web」というドメインがさらに高値で落札されたから。ちなみにこのオークションには、「GMOドメインレジストリ」は参加していない。

 ドメイン取引のプラットフォームを提供しているSedo社の「Top Ten New gTLDs: Value Analysis」というレポートでは、新ドメインの中では「.web」や「.music」などを押さえて、「.shop」が最も価値のあるドメインとなっている。一般登録がスタートすれば、多数のドメインが一気に取得されることになるだろう。

「.shop」を申請した8社とは?

 ICANNの「.shop」ドメインオークションに参加したのは、「GMOドメインレジストリ(日本)」に加えて7社の計8社。「Amazon EU S.a r.l.(ルクセンブルク)」「BEIJING JINGDONG 360 DU E-COMMERCE LTD(中国)」「Charleston Road Registry Inc.(米国Google)」「Commercial Connect LLC(米国)」「Dot Shop Limited(ジブラルタル)」「DotShop Inc.(アラブ首長国連邦)」「Sugar Maple, LLC(米国)」と、そうそうたる面子だ。「Amazon EU S.a r.l.」は税率の低いルクセンブルクに置かれたアマゾンのヨーロッパ本社だし、「Charleston Road Registry Inc.」はGoogleだ。その他も資金が豊富なアメリカと中国、アラブの企業が勢揃い。「Dot Shop Limited」は、会社名そのままのドメインを取りに来たようだ。

 オークションは1月28日の午前1時にスタート。午前5時10分スタートの第7ラウンドでは開始価格が720万ドルで参加しているのは3社に絞られた。その後、14ラウンドまでデッドヒートが続き、午前10時10分、4150.1万ドル(49.2億円)でGMOドメインレジストリが落札した。

商標権利者向け「.shop」の申請数は過去最高

 2016年7月1日から始まった商標権者向け申請だが、39日間経過した8月9日段階で、申請件数が700件に達した。これまで一般向けの新gTLDのサンライズ登録で最高だった「.london」の799件を上回る見込みで、注目度の高さがうかがえる。しかし、ドイツやアメリカからの申請が多く、日本からの申請は第6位と低くなっている。

 商標は、同じ文字列でも管理する国ごとで複数存在することができるが、ドメイン名は世界規模で管理しているので、世界中でオンリーワン。先に取った者勝ちだ。例え、商標を持っていても、一般公開がスタートすれば誰でもその商標と同じ読み方のドメインを取得できる。ECショップやリアルショップを持っている企業は、ぜひ様子見などをしないで、取得を検討することをお勧めする。誰かに取られてしまい、後で高く買い戻すことほど無駄なことはない。

 ちなみに、申請状況を分析すると、カテゴリー別では「衣類・アクセサリー」分野がダントツで、「製薬」「スポーツ・チーム」「飲食・アルコール」と続いている。

 以上が、新しくお目見えする新トップレベルドメイン「.shop」の紹介となる。運営しているECショップやリアルショップへの集客を強化したいなら、覚えやすく用途が明確な「.shop」ドメインは一押し! 多数の文字列が空いているこのタイミングは大チャンスなので、ぜひ予約登録をしよう。もし、本気で欲しいなら、ダッチオークションへの参加もお勧めする。



(提供:GMOペパボ)

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