デジタルハリウッド大学大学院と株式会社三越伊勢丹との連携によって、イタリアで開催されたメンズファッションイベント「PITTI IMMAGINE UOMO89」の様子を、VRコンテンツ、アクリルの反射を活用した未来型インタラクションサイネージ、高精細ヴァーティカル(縦型)映像などの先端デジタル手法で展示するイベントが開始された。同イベントは伊勢丹新宿本店メンズ館にて、8月9日まで行われる予定だ。
本展示の中で、VRを活用した展示である「PITTI×VR」は、高精細3Dスキャン技術で3次元空間を人工的に作りだし、PITTI出展ブランドに紐づく商品ストーリーをVRコンテンツで体感できるようになっている。VR空間内にある衣服を触れると、その服が生まれた場所や生産者に関係する記憶を映像で見ることが可能になっている。
これらにはオズミックコーポレーション株式会社においてVR技術の研究開発部門である「Psychic VR Lab」が連携しており、同社のファッションに特化したショッピング・サービスである「STYLY」(2016年度にβ版サービス公開予定)が活用されている。そのため、高精度3Dスキャン技術により細部まで商品を立体化し、まるでそこに商品があるかのような体験をすることが可能となる。
そのほかにも、未来型インタラクティブサイネージ「REFLECTION INTERACTIVE SIGNAGE」、高精細縦型映像を駆使したものなど、先端技術を駆使したファッションイベントとなっている。
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