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伊藤園がシリコンバレーに残した新たな文化

2016年07月18日 06時30分更新

​第1回“茶ッカソン”開催へ

 こうして2014年5月、第1回目となる茶ッカソンが開催される。最初からシリコンバレーのネイティブなエンジニアばかりを集めてすべて英語でイベントをするのは難しいだろうと、日本人エンジニアの現地コミュニティーを中心に参加者を募るようにした。

 人々が集まり、お茶をたしなみながらコミュニケーションを深め、新しい文化を生み出す場──そんな茶ッカソンのコンセプトは、第1回目の評判を聞いた現地エンジニアの間で話題となり、受け入れられていった。

 現在、アメリカの茶ッカソンは角野氏の後輩、宮内栄一氏へと引き継がれ、ニフティの河原氏のサポートを受けながら、これまでにサンフランシスコ(シリコンバレー)で 7回、シアトルで2回開催されている。ちなみにシアトルでの開催は、Googleのエンジニアからの希望を受けてのものだという。

「日本文化として世界に発信していくというよりは、世界中の人といっしょに新しい文化をつくっていきたいですね」と角野氏は強調する。

 その後、日本へと帰国した角野氏は国内でも茶ッカソン開催に動いていく。連載最後の次回は、日本での茶ッカソンの模様と、伊藤園が考えるイノベーション支援について言及したい。

伊藤園広告宣伝部 角野賢一氏

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伊藤園クリエイティブ
茶ッカソン

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