今回はVR環境でのパフォーマンスも試してみた。検証マシンにHTC Viveを追加し、SteamVR対応ゲームである「Project CARS」の性能を比較してみる。Pascalの売りであるVR対応機能のうち、特にVRにフォーカスした「シングルパスステレオ」や「レンズマッチドシェーディング」といった機能は、GTX1080とほぼ同時にリリースされた「VRWorks SDK」に追加されたばかり。原稿執筆時点のProject CARSがPascalの機能をフル活用しているとは到底思えないが、現時点ではこういった状況である、という確認の意味を込めてテストした。
Project CARS側の画質はVRモードで起動する際のデフォルトのままとし、リプレイを再生した際のフレームレートを「Fraps」でざっくりと比較した。ただVRだとフレームレートの大小よりも、1フレームあたり11ミリ秒未満で処理を終えているかを見るほうがよい、ということでVive側のフレームタイミングをスクリーンショットで比較した。完璧な同タイミングでスクリーンショットを撮っている訳ではないので厳密な比較でない、という点にもご注意頂きたい。
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