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シャープのロボット電話「RoBoHoN」5月26日発売、価格は21万3840円

2016年04月14日 17時00分更新

 発表会には、ロボホンの開発を主導した同社コンシューマーエレクトロニクスカンパニー通信システム事業本部コミュニケーションロボット事業推進センターの景井美帆氏が登壇。ロボホンのデモンストレーションを行なった。ロボホンはユーザーと対話することで通話開始やスケジューラー、写真撮影といった機能を起動する音声対話UIを採用する。

ロボホンの開発を主導した景井美帆氏がデモ

発表会場にはロボットクリエイターの高橋智隆氏の姿も

 シャープの「emopa(エモパー)」機能をベースとして音声対話UIは、対話内容や本体のセンサーで取得したユーザーの行動情報からオススメの情報をプッシュする機能も搭載する。月額クラウドサービス「ココロプラン」はロボホンとの対話、情報のプッシュ、ユーザー情報の記憶、専用アプリによるロボホンの機能追加などを提供。

ロボホンのパートナー企業も発表された

タッチ&トライ会場では5つの専用アプリが体験できた

 タクシー配車や釣りアプリ、クイズ、グルメ検索、レシピなどの専用アプリダウンロードは6月末より順次開始される予定。20万円超えとロボホンはスマートフォンとしてはかなり高価だが、「キャリアのインセンティブ契約なしのスマホと13個のモーターを搭載するロボット部分を上乗せして精一杯がんばった価格設定」(担当者)とコメント。

ロボホンのプロジェクター投影機能

ロボホンは通話の際、手に持って話しやすい体勢になる

 ロボホンの専用アプリに関しては4月14日から予約販売を受け付ける専用サイトに開発者向けの連絡窓口を設置し、アプリ数の拡大を図る構え。一般ユーザー向けのSDKなどは検討中で、アプリを充実させることでロボホンをさらに“賢く”させていくことに注力する考え。シャープはロボホンを月産台数5000台、6万台の販売をめざす。

画像左の卓上ホルダー(2808円)は本体に同梱される。中央と右のキャリングケースは1万884円

「RoBoHoN」の主なスペック
型名 SR-01M-W
OS Android 5.0
画面解像度 240×320ドット
身長 約19.5cm
体重 約390g
CPU Snapdragon 400(MSM8926)
1.2GHz(クアッドコア)
メモリー(RAM) 2GB
ストレージ 16GB
バッテリー 1700mAh
カメラ 約800万画素
プロジェクター HD(1280×720画素)相当
通信方式 3G/LTE/Wi-Fi(11b/g/n)
対応バンド LTE:Band1/3/19
3G:Band1/6/19
Bluetooth 4.0
サーボモーター 13個
センサー 9軸(加速度3軸、地磁気3軸、ジャイロ3軸)、照度センサー
連続通話時間 VoLTE:約400分、3G:約410分
連続待受時間 VoLTE:約210時間、3G:約220時間
充電時間 約155分
発売日 2016年5月26日

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