すでに第一報でお伝えしたとおり、NTTドコモは2年定期契約満了後に選択できる2つの新料金プランおよび「ずっとドコモ割」のサービス拡充を発表した。今回、2年後以降なら解約金不要でいつでも解約できる新料金プランを発表したことで、auとソフトバンクに続いてこれで大手3社が揃ったことになる。
本稿では、今回発表された内容について詳しく紹介したい。
解約金不要の新コースは料金そのまま
6月1日より、2年定期契約満了後の更新期間に「フリーコース」と「ずっとドコモ割コース」の2つから選べるようになる。
フリーコースは、いつでも解約金不要で解約や他社に乗り換えるなどができるコースで、更新期間に申し込みが必要。更新期間に近づくとSMSなどでお知らせが届くという。なお基本料金2700円(カケホーダイプラン時、税抜)はそのままだが、ずっとドコモ割および「更新ありがとうポイント」は適用されない。更新ありがとうポイントは今回新たに発表されたサービスとなり、詳細についてはのちほど紹介する。
一方のずっとドコモ割コースは、ずっとドコモ割と更新ありがとうポイントが対象となるコースで、申し込みは不要だ。ただし、更新期間以外で解約した場合に解約金9500円(税抜)がかかるという点はこれまでと同じ。
なおフリーコースからずっとドコモ割コースへの契約変更は“いつでも”可能だ。途中、ずっとドコモ割コースへ移行した場合でも、トータルの契約期間については移行前のフリーコース契約期間とあわせてカウントされるため、移行したからといって契約期間がリセットされることはないという。
対象となるプランは、カケホーダイプラン(スマホ/タブレット)、カケホーダイプラン(ケータイ)、カケホーダイライトプラン、データプラン(スマホ/タブレット)、データプラン(ルーター)。
「ずっとドコモ割」の対象プランが拡充、割引額も最大2500円に
ずっとドコモ割は契約年数に応じて、契約しているパケットパックの料金が割引になるサービス。
これまで5年以上の契約年数が対象だったが、6月1日より“4年以上”に引き下げられ、新たに「シェアパック5」「データLパック」「データMパック」も割引対象となった。さらに「シェアパック10〜30」の大容量プランの割引額がそれぞれ増額され、「シェアパック30」については最大2500円となる。
本サービスの対象は「カケホーダイ&パケあえる」でパケットパックを契約しているユーザーで、新設されたフリーコースは適用対象外なので注意したい。
更新するたびにdポイント(3000ポイント)が付与される
先ほども少し触れたが、今回発表された新コースと割引サービスに加えて「更新ありがとうポイント」サービスも6月1日よりスタートする。
2年定期契約の満了後にずっとドコモ割コースを選択すると、回線ごとに3000ポイントが付与されるとのこと。対象であれば契約更新するたびにdポイントがプレゼントされ、ドコモの各サービスでの利用や機種変更時、dポイントクラブ加盟店などで利用することができる。
これでドコモ、au、ソフトバンクの新料金プランが揃った。割引サービスなども含め、それぞれ対象となるには条件があるので、更新期間では慎重に選びたいところだ。
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