KDDIは契約から3年目以降は解約時期にかかわらず、契約解除料(税抜9500円)がかからない「新2年契約」を6月から開始すると発表した。
「新2年契約」では、月額基本料が月300円(税抜)が高くなる代わりに、最初の2年契約終了後の3年目以降はいつ解約しても契約解除料が不要になるというものだ。「新2年契約」は機種の購入などは関係なく契約が可能。
また、従来の2年契約が自動で更新されるタイプの料金プランでは、契約解除料が不要で更新できる期間は契約満了の翌月1ヵ月だったが、これを翌月翌々月の2ヵ月に延長する。適用されるのは4月一杯で契約が満了し、5月に更新期間を迎えるユーザーから(5月6月が更新期間となる)。また、固定回線の「auひかり」の契約期間を設定された各プランについても7月以降に予定している。
3年目以降、契約解除料不要の新プランはSBと同内容
ユーザーにはあまりメリットがない!?
3年目以降の契約解除料が不要になるかわりに、基本使用料が月300円のプラスでとなる新しい2年契約は16日発表のソフトバンクとほぼ同内容と言える。
ただし、従来プランでも契約期間に関わらず、契約解除料(税抜9500円)の支払いで解約できること(端末代金は別と考えた場合)、契約から25、26ヵ月目は契約解除料が不要になることを考えると、新しい2年契約でユーザーがトータルの支払いでトクするのは27ヵ月目以降、数ヵ月間の期間内に解約する場合のみ。また、契約時点でその状況を予想しておく必要があるため、両キャリアの新しい2年契約がユーザーにとって大きなメリットがあるとは正直言いにくいだろう。
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