週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

都市型マンション居住者による共同オーナー制を採用

憧れのキャンピングカーライフを低負担で実現するサービス

2016年02月19日 06時00分更新

 都市部でも、憧れのキャンピングカーライフを低負担で――。

 キャンピングカーのシェアリング&レンタル事業を展開するレヴォレーターと、マンション居住者専用コミュニティサイトを運営するディグアウトが資本業務提携し、都市型マンション居住者向けに、そんなサービスを開始する。

 国内最大級のキャンピングカー保有台数を誇るレヴォレーターが車を貸し出し、マンション居住者が3人~6人の共同オーナー制(1口50万円~)で所有。車体や駐車場の管理はレヴォレータが担当するため、日々のメンテナンスは不要。

 また、オーナーが未使用の時はさらに外部に貸し出し、その収益をレヴォレーターと共同オーナーでシェアする。運用期間は3年間。満了後は売却or継続を協議し、売却費用も共同オーナーに還元される。このため、「憧れのキャンピングカーライフが低負担で実現する」としている。

レベニューシェアの仕組み

 キャンピングカーは、2011年の「土日祝日高速道路1000円乗り放題」以降、ユーザーが増えており、それ以降もファミリー層だけでなく、アクティブシニアと呼ばれるリタイアメント層も取り込みながら、2011年に210億円、2012年に280億円、2013年に309億円と右肩上がりに成長している。

 一方、都市部では駐車場代の高騰などによりマイカー利用を辞めるユーザーが増え、カーシェアリングや格安レンタカーなどが台頭。 カーシェアリング事業を行う主要8社の全国車両台数は、2015年第4四半期には1万7000台を超えると予想されている。

 この両方のニーズを融合するのが、今回の新サービスだ。多くのマンション居住者に使い勝手よく、 キャンピングカーをシェアリングしてもらうという全国初の試みとのことで、「マンション居住者同士の交流促進」も期待されるという。

 実際に「交流促進」のニーズは増えており、マンション居住者専用コミュニティサイト「コラボ」は、首都圏の大規模マンションを中心に約5万戸の導入(2016年2月現在)されているという。「コラボ」に実装された、マンション内の宿泊施設・会議室の予約機能などを、シェアリングエコノミーをマンション内で実施するシステムとして応用する。

 サービス対応範囲は首都圏(1都3県)のマンションを想定しており、今回の業務提携により2016年度に約10マンションでの受注を目指す。さらに2018年を目標に東京・関西以外の都市部にも展開。全国でキャンピングカーをシェアできるサービスを提供するという。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう