週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ナンジャタウンの「餃子スタジアム」が酒飲みの穴場だった

2015年12月28日 19時00分更新

 ごきげんよう、アスキーの食いしん坊記者、ナベコです。

 今回紹介するのは、池袋サンシャインシティにある『ナンジャタウン』の“餃子スタジアム”。

 『ナンジャタウン』は2016年で20周年というミレニアムイヤーを迎えます。アラサーの記者が子供の時に新しくできたので、「もうそんなに経ったのか」と感慨深いものがあります。

ナンジャタウン“餃子スタジアム” 。

 人気のひとつは、定番で開催している“餃子スタジアム”。各地から集った餃子の名店が出店する横丁なのですが、これを目当てにナンジャタウンに入場する人も少なくないそう。

 仕事終わりに餃子とビールでちょい飲み感覚でやってくるサラリーマンもいるとか……。

昭和の横丁のような雰囲気です。

 食のためだけに訪れる人がいるって、ナンジャタウン=ファミリーで訪れるアトラクション施設というイメージがあった私にとっては少し意外でした。

 ナンジャタウンの餃子の魅力とは何か? あらためて、ナンジャタウンの売れ筋の餃子を食べてきましたよ。

甘くて香ばしい「華興」の餃子や、まんまるの「丸満」餃子

 まず食べたのは、老舗東京餃子と称される『華興(かこう)』の華興餃子。西巣鴨に昭和23年から続く中華料理の名店が出店しています。

『華興(かこう)』の華興餃子。4個410円。

 カタチはどっぷりと大ぶり。ワンタンのような包み方をしています。

「この餃子は甘いですよ」

 お店の人からそんな前情報をきいて、「甘い餃子」ってどういうことだろうと思いました。が、食べて納得。甘いというか、コクがある。けして砂糖の甘さではなく、ご飯と一緒に食べたいような食欲がそそられる“甘さ”なのです。

 コクの秘密はどうやら“玉ねぎ”。豚肉、ニラという定番の素材のほかに、玉ねぎを使用しているから、野菜の甘さが出てくるんですね。

 大きいので、ひと口で食べられずに箸を入れると、肉汁がジュワー。たっぷりジューシーなのも特徴です。餃子であって、肉まんに近いような。なにこの餃子! とってもおいしい。

『丸満』の丸満餃子。4個490円。

 華興餃子ですでに衝撃を受けた上で、次に食べたのは茨城・古河で有名な『丸満』の丸満餃子。別名、まんまる餃子です。

 見た目からしてちょっと餃子じゃない。子供のゲンコツ大のくらいの大きさで、まるまるコロコロ。はじめの華興餃子を“肉まん”なんて表現しましたが、こちらはお饅頭のよう。本当に餃子なの?

丸満の餃子は本当にまんまる。

 生地は分厚くてモチモチ。本当に饅頭のように感じました。餡の味がまた特徴的。シナモンのような香りを感じるし、これが本格的な中華の味かしら? サイトを見ると、丸満餃子は20種類以上の素材を使用。野菜の味わいが凝縮されているんですね!

 一緒に取材に行ったちゅーやんが、「これはオカズじゃなくて主食ですよ!」とガツガツ食べていました。カタチからしておもしろいし、食感や味わいも全然違う。餃子の世界はやっぱり深いんですね。

 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事