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Swiftは悲願のメジャー言語入りなるか

iOS/OS Xのネイティブ言語SwiftがGitHubでオープンソース化

2015年12月19日 21時00分更新

 みなさん、こんにちは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。さて、12月3日に衝撃的な出来事がホントに起こったことをご存じでしょうか。2015年6月に開催されたWWDC(Worldwide Developers Conference)の基調講演で発表済みでしたが、AppleがホントにOS X、iOSのネイティブ言語の1つであるSwiftをオープンソース化したのです。しかも、米国はホリデーシーズンに突入するため、例年ならめぼしい動きのない12月にです。

 「Appleはこれまでもオープンソースプロジェクトにはコミットしていたのでは?」とツッコミを入れたくなる方も多いかと思いますが、Swiftはこれまでとはまったく違った方法でのオープンソース化に踏み切りました。

 これまでのAppleは「Apple Open Source」というサイトで、OS XやiOSのコードの一部を公開しているに過ぎませんでした。このサイトからはソースコードをダウンロードできて、実際にその中身が見られるだけでした。

Apple Open Sourceのサイトからは、各コンポーネントのソースコードをダウンロードして参照できます

 Appleは、Swiftのオープンソース化で別の方法を採用しました。なんと、ソースコード共有サービスとして最大手の「GitHub」上で公開したのです。

Swiftのオープンソース化を知らせるAppleのウェブサイト

GitHub上での公開により、サイト上で議論を繰り広げられるほか変更の提案なども可能になります

 このGitHubでのSwiftソースコードの公開を受け、12月18日にApple Store銀座にて「Swiftのオープンソース化とイノベーション」というイベントが開催されました。登壇者は、GitHubの共同創業者であるスコット・チャコン氏と、モバイルデータベースエンジンの「Realm」のソフトウェアエンジニアを務める岸川克己氏。

12月18日にApple Store銀座で「Swiftのオープンソース化とイノベーション」というイベントが開催されました

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