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4K液晶搭載の最強冬モデル「Xperia Z5 Premium」レビュー

2015年12月10日 11時00分更新

アップスケーリングの負荷はあるものの
バッテリー駆動時間や処理性能は優秀

 「Xperia Z5 Premium」と「Xperia Z5」、「Xperia Z5 Compact」の3機種はいずれも同じオクタコアのMSM8994(Snapdragon 810)を採用している。前回の記事に加える形で、「Xperia Z5 Premium」でも総合ベンチマークの「AnTuTu Benchmark 5.7.1」と3Dグラフィックのベンチマーク「3DMark 1.5.3285 Ice Storm Extreme」でスコアを計測した。

 結果としては、「Xperia Z5 Compact」と「Xperia Z5」の中間のスコアを計測できた。本体がやや大きいぶん、「Xperia Z5」よりも放熱の面で有利だったのかもしれない。

 YouTubeのHD動画連続再生の駆動時間だが、このテストに関しては「Xperia Z5 Premium」のみ4Kアップスケーリング処理がかかり不利なものになってしまった。そのためか、駆動時間は3機種でもっとも低い。逆に、4Kアップスケーリング処理ありでよくバッテリーが持ったともいえる。

 1日のうち10時間ほど撮影やファイル送受信などをこなしつつ持ち歩いたところ、バッテリー残量は50%あり、「Xperia Z5」よりもバッテリーの持ちは良いと感じた。YouTube連続再生の結果だけではいちばん駆動時間が短くなったが、ふだん使いならかなりバッテリー持ちの良い機種であると補足しておく。

 カメラもほかの「Xperia Z5」シリーズと同様で、広角24mmの2300万画素カメラを搭載。撮影サイズは標準で800万画素の3840×2160ドット、最大で2300万画素の5520×4140ドットを選べる点も同じだ。

カメラは他のZ5シリーズと同じく2300万画素で広角24mm相当

 4Kディスプレーを搭載したことで、4K動画撮影や撮った写真を綺麗に表示できるようになった。カメラ撮影はmicroSDXCカードを用意したうえで、標準画質は2300万画素、動画は4Kにしておいたほうが楽しめるだろう。

明るい屋外なら建物の裏の木々まで詳細に描写できる

白い皿に白いナンという露出アンダーになりそうな被写体だが、プレミアムおまかせオートにより見栄えの良い写真を維持できている

 ハイレゾ再生にも対応し、専用ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC750」(直販価格1万3824円)、通常モデルの「MDR-NC31EM」(直販価格5940円)も利用できる。これらはボイスレコーダーや動画撮影時にはバイノーラルマイクとしても利用できる。4K動画の撮影時に使えば高画質かつ臨場感のある音で撮影可能だ。

ノイズキャンセリングヘッドホンは大型で充電が必要なものが主流。だが、「MDR-NC31EM」は充電不要で小型、さらに手頃な金額で購入できる

→次のページヘ続く (Z5 Premiumを選ぶ価値は?

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