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iPhone 6 Plusで見る「iOS 9」ファーストインプレッション

2015年09月17日 16時10分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、編集●ハイサイ比嘉

さらに詳しく設定関連をチェック

 もう少し、設定周りを見ていこう。iOS 9では、設定項目に「バッテリー」が追加され、「低電力モード」が用意された点が大きい。バッテリーが20%以下になった場合(タイミングはイマイチ不明)に、ポップアップ表示を経由して変更できるものの、それとは別途覚えておきたい設定のひとつといえるだろう。「低電力モード」を有効にすると、バックグラウンド更新やメール取得、ビジュアルエフェクトのオフ、CPUのクロックダウンなどが実施されるようになる。Androidが先行している部分にようやく少し追い付いたといったところだ。

一部機能をオフにすることで、バッテリー駆動時間を延長する機能が追加された。手動でも設定可能な部分は多いが、CPUクロックも下げている点がポイントだろう;アプリごとのバッテリー使用状況も確認できる。バッテリー駆動時間に疑問があるときはチェックしてみるといい

 簡易的ながら、低電力モードをテストしてみた結果も掲載しておこう。低電力モードで輝度最小にし、1分ごとにTwitter純正アプリのタイムラインのリロードを八王子-新宿間(中央特快、約38分間)で実行。結果は、バッテリー残量が100%から90%となった。

 数日前にiOS 8で同一条件でテストした場合(電波強度状態は同一ではない)は、100%から88%だった。新規追加された低電力モードは、放置している場合のバッテリー持ちが良くなる仕組みとみていいだろうか。

 ただ、ソフトウェアキーボードやアプリの挙動を見るに、露骨にもっさりするほどCPUクロックを落としているように思える。そのため、バッテリー駆動時間がもう少し伸びてもいい気がするが、バッテリーのへたり具合なども関係してくるはずなので、移動中などに操作しながら様子をみてみるといいだろう。もっさりはするが、我慢できる遅さになるだけだ。

低電力モードにすると、バッテリーアイコンが緑から黄色になる

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