週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「SIGOSOTO BACKPACK」レビュー

頑丈、コンパクトで物がたくさん入るPCバックパック

2020年02月07日 07時00分更新

「SIGOSOTO BACKPACK PRO」

ひそかに人気、ドスパラのバックパック

 ドスパラといえばBTO PCのメーカーとしてよく知られている。しかし、パソコンが収納できるブリーフケースやバックパックというサプライ品も販売し、自社サイトのレビューで高評価を集めているのをご存知だろうか。

 SIGOSOTO BACKPACKもその1つ。「SIGOSOTO」とは「SHIGOTO+SOTO」の造語と思われるが、その名のとおり、ビジネスに活用しやすく、携帯時に便利な、機能性に重きを置いたバックパックだ。今回は、その新製品となる「SIGOSOTO BACKPACK PRO」のサンプルを借りることができたので、紹介しよう。こちらはクラウドファンディングで販売されていたが、現在は終了している。ドスパラでの販売は2月中を予定しているとのことだ。

 まず素材を見てみよう。ポリエステルを織り込んで作ったブラックの生地で、表面は少しざらっとしている。アウトドアメーカーのバックパックなどに比べると、目が細かく、上品な印象。

ポリエステルを織り込んで作ったブラックの生地

 ポリエステルは湿気や水濡れに強いという特性があり、また、摩擦にも強い。毎日使う仕事道具としては適した素材だ。

ポリエステルは湿気や水濡れに強い

 さらに、止水ファスナーを採用しているため、軽い雨なら、収納したものが濡れてしまう心配も少ない。パソコンを収納することを想定したバックパックとしてよく考えられた仕様なのだ。

止水ファスナーを採用しているため、軽い雨は余裕でしのげる

 また前モデルと比べると、持ち手が金属からレザー調のものに変更されており、背面の収納部も1つから2つに増えている。ちょっとした書類やケーブルなどを収納するのに都合がいい。

ビジネスバックパックならではの
フレキシブルな使い方ができる

 機能性の面を見ていこう。

 ポリエステル+止水ファスナーによる防水性は前述の通りだが、ほかにもビジネスバックパックならではの使用感が詰め込まれている。

ハンドル同士を束ねておくためのスナップ式のバンド

 まずはハンドルの使用感。本製品はバックパックとして使えるだけでなく、上部に設けられたハンドルを持って携帯することもできるようになっている。

 こうしたハンドルはビジネスバックパックにはよく見られる特徴だが、本製品の場合、ハンドル同士を束ねておくためのスナップ式のバンドが搭載されている。

 ここがぶらぶらしていると、なんとなく締まりのない印象になってしまうが、これなら安心だ。ビジネスシーンでの使用を考えた仕様といえるだろう。

 バックパックの中央に走る一番大きな止水ファスナーを開けると、メインの収納部にアクセスできる。ドスパラのコーポレートカラーにも通ずるブルーの生地で、見た目にも鮮やかだ。

内側は明るいブルーの生地で、目的の収納物が見つけやすい

 このように外側の生地と内張の生地がまるで違う色をしているケースはしばしばあるが、デザイン性だけでなく、明るい生地を使うことで、目的のものを見つけやすくするという効果もある。

 本製品も、明るめのブルーを採用しているから、黒いケーブルなどは一目瞭然。細々としたものをたくさん入れる人でも、便利に使えそうだ。

 メイン収納部は、前後にクッション付きのポケットも設けている。サイズ的には、~14型のノートパソコンなら問題なく収納できる。それ以上のサイズでも、狭ベゼルタイプや、薄型のモデルなら、クッション付きのポケットでなければ収納できそうだ。

 持ち歩きを想定しているノートパソコンなら、ほとんどの場合、収納できると考えてよい。また、背中がクッションになる内側にノートパソコンを、外側にはタブレットなどを入れ、ビジネスで使うデバイスを複数持ち歩くといった使い方にも向いている。

ショルダーストラップにもクッション性がある

 ショルダーストラップは、肩当ての部分にもクッション性があり、肩に食い込まないようになってている。普段から重い荷物を運んでいる方には、うれしい仕様だ。また、ショルダーストラップのつなぎ方を10秒程度で変えて、リュックタイプからショルダータイプに変更できる。電車移動が多い人であれば、かなり使い勝手がよいのではないかと感じる。

ビジネスパーソンなら買っておいて損はない一品

キャリーケースとドッキングもできる

 さらに、背面のクッション部をキャリーバッグの持ち手にとおし、ドッキングして運ぶことも可能。

 このように、豊かな機能性を持ちながら、会議室やオフィスなど、さまざまなシーンにマッチする使用感が本製品の特徴だ。

 ビジネスバックパックのジャンルで、機能性に優れた製品を探したことのある方ならご存知かと思うが、ブランドや品質にこだわると、3万円以上の高額な予算を見ることになるから、PCメーカーの製品で、PCを持ち歩く人にマッチした機能を複数備えている本製品は、かなりお買い得な印象を受ける。

収納部はメイン収納部に加え、その内側に2つのポケット、背面に2つのポケット、さらに背中のクッション部に隠しポケットを設ける。鍵などの貴重品を入れよう

 仕事で使えるバックパックに迷ったら、ぜひ購入の選択肢に入れてほしい製品だ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう