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Wi-Fiでスマホと連携できるオウルテックのドラレコが使い勝手良し!

2019年12月25日 10時00分更新

モニターレスドラレコのメリット

 今や一般ドライバーにとっても広く知られるようになったドライブレコーダー。もはやドライブの必需品となりつつあると言っても過言ではない。店頭には数多くの機種が並ぶようになり、アドバイスでもないと最適な一台を選び出すのは難しい状況だ。今回はそんな中から、モニターレスのWi-Fi対応モデルとして、スタイリッシュなオウルテック「OWL-DR901W」をご紹介したい。

オウルテックのドライブレコーダー「OWL-DR901W」

 多くのドライブレコーダーはモニターを装備する。これは取り付け時のアングル確認や撮影した映像をプレイバックするのに必要なものだが、本機ではそれを搭載しない。その代わりWi-Fi機能を備え、接続したスマートフォンにこの役割を持たせている。これによっていくつかのメリットが生まれた。

 その一つが本体をスリム化でき、視界を妨げずに取り付けられることだ。フロントならルームミラーの裏側に隠して取り付けられるし、リア用として使ってもそれほど目立たずに済む。本体をスリム化したことでモニターは非搭載となったが、その代わりにWi-Fiを介してスマートフォンでモニタリングできるようにした。そのため、多くのドライブレコーダーよりも大きな画面で確認でき、撮影中の映像はほぼリアルタイムで見ることが可能だ。

スリムなボディーによりルームミラーの陰にも楽に収まる。マウントのステーが短いのでブレ発生も最小限に抑えられる

水平画角120度と十分な広さを確保。レンズもF1.8の明るさで夜間での撮影も楽にこなす

本体左サイドにはmicroSDカードスロット(16GB付属/最大128GBまで)と、電源入力としてUSB mini-Bを用意

本体右サイドにある「ロック・スマップショットボタン」。静止画撮影と同時に録画中の動画ファイルを上書きしない退避ビデオとして保存する

 使って実感するのが、スマートフォン上で操作できることの便利さだ。経験者なら分かると思うが、ドライブレコーダーで設定を操作するのは画面が小さい上に、操作ボタンのインターフェースも決して良いとは言えない。それに対して、アプリのメインメニューには、よく使う6つの機能がアイコンとして並ぶ。この操作が実にわかりやすく使いやすい。これこそスマートフォンを使う最大のメリットと言える。

 見逃せないのがスマートフォンとWi-Fi接続することで、時刻を自動修正してくれることだ。実はドライブレコーダーの映像を事故などの際に証拠として提出するときに重要なのが、正確な時刻。ドライブレコーダーに内蔵される時計は長いこと使っているうちに誤差が積み重なり、気付くと実際の時刻と大きく異なってしまうことも少なくない。

スマートフォンのWi-FiをONし、SSIDで本機を選択。次にアプリを起動させるとこの画面が表示される

アプリのメインメニュー。機能別に6つのアイコンが表示される。各種設定がワンタップでできる使いやすさが最大のウリだ

記録した映像はアプリ上の一覧で確認可能。取り込んだ動画や静止画は、スマートフォンから簡単にSNSなどに活用できる

 一方で、GPS受信機能付きモデルなら正確な時刻を反映できるので、その心配は無用。しかし、残念ながら本機ではこの機能を搭載していない。一方でスマートフォンは通信する際、常に正しい時刻に修正される。つまり、Wi-Fi接続により本機の内蔵時計はスマートフォンの時刻に自動修正されるというわけだ。

スマートフォンで全画面に切り替えた画面。記録した内容を確認するのはとても便利な機能だ

各種設定はアプリ上からでき、ドライブレコーダーが採用する煩わしいインターフェイスとは“別モノ”の扱いやすさ

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