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物理的な手間が不要になるメリット

視線追跡×VRでマーケティング調査、ユニ・チャームが活用

2019年08月23日 16時00分更新

 視線追跡を専門とするTobiiの日本法人トビー・テクノロジーは、視線追跡を用いたVRマーケティング調査サービスを開始する。サービスの第1弾として、ユニ・チャームの新商品パッケージ検証にて活用されているとのこと。

 トビーのVRマーケティング調査サービスでは、VR空間にいる消費者の視線を可視化することで「何に興味があるか」を測定できる。VRを利用することで、通常のマーケティング調査と比較して、時間やコストを削減できるとしている。また、商品棚やパッケージなどのバリエーション評価も手軽に行なえるとのこと。

 本サービスを導入したユニ・チャームのショッパーマーケティングの担当マネージャーは、「仮想的な環境下ではありますが、パッケージや棚割のバリエーション評価に使っていける技術だと感じています」とコメント。さらに「また、デジタル画像で準備できるので、従来のリアル棚調査では必要だった新商品のダミーパッケージ制作や会場設営の物理的な手間が不要になるのも、この手法のメリットだと思います」と語った。

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