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若年層の電子マネー所持率と利用率、ともに50%越え

2019年06月10日 20時15分更新

 テスティーは6月10日、若年層リサーチ結果を発信する「TesTee Lab」にて、10代20代の男女3396名(10代男性851名、10代女性845名、20代男性836名、20代女性864名)を対象に実施した電子マネーに関する調査結果を発表した。

 直近1ヵ月以内に利用した支払い方法は、10代20代ともに「現金」が1位。電子マネーの利用については男性の方が女性に比べて、やや高い傾向が判明した。

 電子マネーの所持率は2018、2017年に比べ10代20代ともに増加。また、実際に利用していると回答した人は10代で51.7%、20代で57.4%となり、若年層の半数以上は電子マネーを利用していることが判明した。

 電子マネーの利用場所は10代20代ともに1位がコンビニ、2位が交通機関、3位がスーパー、4位が飲食店。

 所持している電子マネーの種類は、年代を問わず「交通系」と回答した人が最も多く、10代で73.7%、20代で68.0%。 また、10代では「nanaco」が24.9%、20代では「WAON」が34.0%と続いた。

 実際に利用している電子マネーの種類は「交通系IC」が1位。電子マネーを所持していると回答した人のうち、10代では77.3%、20代では67.1%が利用していることが判明。 10代、20代ともに2位が「nanaco」、3位が「WAON」と続いた。

 今後電子マネーがさらに普及してほしいと思うかとの質問に対して、「普及してほしいと思う」と回答した人は10代が78.5%、20代が75.2%。 電子マネーのさらなる普及への期待が2017年、2018年よりもさらに高くなっていることからも、若年層は電子マネーについて好意的であるといえるのではとの見解。

 同様に「電子マネー利用について不安があるか」の質問に対し、10代は42.8%、20代は42.6%が「ある」と回答。2017年、2018年よりも割合が下がっており、若年層の電子マネー利用に対する抵抗感は減少しているといえるのではとのこと。

 その一方で、電子マネー利用について不安があると回答している人も10代、20代ともに4割ほどいることも判明。

 回答例は「現金と違って残高が分かりづらく、思わず使い過ぎてしまうこともあるから(15歳男性)」「ハッキングや盗難、情報流出などによって電子マネーを使用されてしまうこと(26歳女性)」「停電などもしもの時に使えなさそう(27歳男性)」など。

 お金を使っている感覚が薄く使いすぎてしまうといった意見や、情報流出や盗難時の他人の悪用、電力供給がなくなったもしもの際に使用できないことを懸念する意見などが挙がった。

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