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「2019年3月中高生のニュースに関する意識調査」

中高生の8割近くがテレビを見ながらスマホを操作している、MMD研究所の調査

2019年03月05日 18時30分更新

 MMD研究所は3月5日、テスティーが提供するスマートフォンアンケートアプリの共同調査第6弾として、「2019年3月中高生のニュースに関する意識調査」に関するレポートを発表した。

8割近くがテレビを見ながらスマホを操作している

 スマートフォンを所有する12歳~18歳の中学生、高校生の男女1248人を対象に、普段利用するメディアを聞いたところ、「SNS」が最も多く79.6%、次いで「テレビ」が73.2%、「動画アプリ」が71.2%だったという。

 性別・学生別に見ると、女子中学生と女子高校生は「SNS」の回答がそれぞれ9割近い結果となった。

 「テレビ」を利用すると回答した人に、テレビ番組を視聴中にスマートフォンを操作するか聞いたところ、視聴中も操作すると回答したのは78.4%。最も多い回答は「番組中でもたまに操作する」で40.6%。次いで「CMの最中は操作する」が28.2%。「番組は聞きながら、スマホの操作をメインでする」が9.6%という結果になった。

 性別・学生別では、男子のほうが「操作をしない」という回答が多く、女子のほうがテレビを視聴中にスマートフォンを操作することがわかった。

最も信頼できると思う情報源は「テレビのニュース番組」がトップ

 日本や世界のニュースを知る方法を聞いたところ、「テレビ」が最も多く73.8%。次いで「SNS」が55.8%、「ウェブのニュースサイト」が38.9%となった。

 また、最も信頼できると思う情報源を選んでもらったところ、「テレビ」が最も高く60.1%、次いで「SNS」が9.9%と大きく差が開いた。

ウェブやアプリのニュース、9割以上は本文も読んでいる

 ウェブやアプリでニュースを読むと回答した人に足して、ニュースの読み方を聞いたところ、「ほとんどタイトルしか読んでいない」という回答は7.1%にとどまり、92.9%は本文も読んでいることがわかった。

 性別・学生別に見ると、男子中学生・男子高校生は「タイトルも中身の文章もしっかり読んでいる」という回答が半数近くいるのに対して、女子中学生・女子高校生は4割に満たず、ニュースへの意識は男女で差があることがわかった。

関心があるニュース、女子は「芸能」、男子は「漫画・アニメ」が人気

 関心のあるニュースジャンルは性別によって差があり、それぞれ最も高かったのは「漫画・アニメ」が男子中学生55.3%、男子高校生51.7%。「芸能」が女子中学生71.0%、女子高校生70.9%という結果になった。

ニュースで知らないことがあれば「ネットで検索する」が6割以上

 ニュースを見ていて、知らない単語や内容がわからなかった時にとる行動について聞いてみると、「ネットで検索する」が62.5%と最も高く、次いで「両親・家族に聞く」が53.4%となった。

 性別・学生別に見ると、男子中学生・男子高校生・女子高校生は「ネットで検索する」が最も高く、女子中学生のみ「両親・家族に聞く」が最も高かった。

2022年4月1日から成人年齢引き下げは9割以上が「知っている」

 2022年4月1日から成人年齢が18歳に引き下げになることを知っているか聞いてみたところ、「知らない」という回答は8.6%にとどまり、91.4%は知っていることがわかった。

 知っていると回答した人にどこで知ったのか聞いてみると、「テレビ」が最も高く67.8%、次いで「先生から聞いた」が31.8%、「家族から聞いた」が28.6%となった。

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