2018年05月30日18時00分

人気ピザ店の壁に大量のタブレットが貼り付けられている理由

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本当に、どうやってオペレーションするんだろう

 壁一面にタブレットを貼り付ける論理はわかりましたが、実際にこの状況をどのようにして回すのか、イマイチ想像がつきませんね。店の人も忙しい状態で話が聞けなかったのですが……。

 ちょっと想像するに、アプリから発注が入ると画面に未処理のオーダーとして表示され、それをお店の厨房に伝えるため、お店のシステムに入力することになります。そうしてオーダーの料理ができあがると、各アプリに通知して、ピックアップする人に受け渡すという仕組みですよね。

 もちろん厨房は店内のお客さんにも料理を提供しているわけで、オンラインオーダーが人気になればなるほど、厨房も回らなくなることは簡単に想像できます。たとえば夕食時、そして5月末はこちらでは卒業シーズンでもあります。ピザ5枚のオーダーが10件入ったらと考えると、気が重くなります。

 宅配アプリでは、店舗のオーダー状況とレストランから自分の家や居場所までの距離に応じて、待ち時間が表示されます。でも、複数のオンラインシステムを使っているとき、この待ち時間はどうやって反映されるんでしょうね。繁盛店であればあるほど、こんなに宅配アプリに加入したら持続的でないことは明らかです。

 ここがビジネスチャンスなのかもしれません。クオリティとサービスを大切にしたい店舗に対して、店の予約システム、オーダーシステムと宅配システムを直結させて、シンプル化するソリューションを提案できればよさそうです。

 そこに一番近そうなのは、Y Combinator発のスタートアップで決済プラットホームを持っているSquareに買収されたCaviarじゃないか、と思うのですが。


matsu

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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