週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

クアッドDAC+ダブルレンズで音も写真も強いau「isai Beat」をレビュー

2017年01月04日 12時00分更新

高音質再生と高画質撮影が特徴のAVスマホ
防水防塵仕様でフルセグ録画にも対応

 auの2016年冬春モデル「isai Beat LGV34」は、デンマークのAVメーカー、B&Oによるサウンドチューニングのほか、ESS Technology社のクアッドDACを搭載するハイレゾ対応スマホ。ハイレゾ音源だけでなく圧縮音源も最大384kHzまでアップスケーリングして楽しめる。イヤフォンに合わせた出力設定の最適化に加えて、左右バランス調整や75段階のボリューム調整も行なえる。

LGエレクトロニクス製のauスマホ「isai Beat」はクアッドDACを内蔵。実質負担額は4万5600円前後

WQHD解像度の5.2型液晶を搭載しながら、幅72mmと片手でも操作しやすい。画面上部の「isai」ロゴが表示されている部分はセカンドスクリーン

背面には指紋認証とダブルレンズを搭載。イヤフォン端子は前ポケットに入れた際にケーブルがジャマにならないよう底部に設置される

 5.2型ディスプレーはWQHD解像度(1440×2560ドット)でCPUはクアッドコアのSnapdragon 820、メモリー4GBストレージ32GBとハイエンドスペック。背面には指紋認証を搭載するほか、16メガ+8メガのデュアルカメラは高速レーザーオートフォーカスで人間以上の視野角となる最大135度の広角撮影が可能。5メガのインカメラも120度の広角撮影に対応する。

最大の特徴であるクアッドDACはノイズを最大50%低減。左右バランス調整のほか75段のボリューム調整も行なえる。圧縮音源のアップスケーリング再生にも対応

ダブルレンズカメラはF値1.8の16メガカメラで高精細撮影、8メガカメラで最大135度の超広角撮影に対応する。USB端子は両面挿しのType-C。サウンドチューニング「B&O PLAY」のロゴも見える

 防水防塵や録画対応のフルセグ/ワンセグ、おサイフケータイ/NFCなどふだん使いの機能も充実。WQHD解像度ディスプレー搭載端末ながら幅72mmと片手でも操作しやすいサイズも魅力。特に音にこだわるユーザーにオススメだ。

「isai Beat LGV34」ASCII編集部クロスレビュー


ドロイドさん「すごくいいスマホだが、ブランドやメーカーの個性が見えにくい」

今回のテスト機はゴールドだが、個人的には締まったチタンのカラバリがお気に入り。薄くて、防水で、OSはAndroid 7.0で、文句なしの高性能(ストレージは32GBだけど……)。特に5.2型液晶の鮮明さは印象的。これはすごくいいスマホ。でも、isaiらしさ、LGらしさといった部分が、1本でつながったストーリーで見えてこないので、どうしても購入にまで踏み込めない。



スピーディー末岡「スペックとデザインに優れるイチオシ端末」

サウンド面を重視したスマホだけど、それよりもスペックとデザインに注目したい。両サイドが狭額縁なのと、背面デザインがカッコイイ。リアカメラが広角なので狭いところでの撮影にいいかも。LGならではの全部入りスマホで、個人的には今回紹介した4機種の中でイチオシ。



ミナミダ「音もいいが片手で操作しやすいハイスペック機としての魅力大」

ハイレゾと圧縮音源を聴き比べてみたところ、ハイレゾのほうがクリアーで音の分離も良いのですが、どちらかというと周囲の騒音に合わせて75段と細かくボリューム調整できるのが便利でした。5.2型のWQHD解像度ディスプレー搭載ながら片手でのスマホ操作がラクなのも好印象。唯一不満なのは、音にこだわったスマホなのにステレオスピーカー非搭載なこと。ドコモユーザーなら通信以外はほぼ同じ仕様の「V20 PRO L-01J」(2月下旬発売予定)をチョイスしたいですが、V20 PROはチタンカラーのみでゴールドのカラバリはisai Beatだけ。

au「isai Beat LGV34」の主なスペック
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1440×2560ドット
サイズ 約72×149×9.0mm
重量 約146g
CPU Snapdragon 820
2.2GHz+1.6GHz
(クアッドコア)
メモリー 4GB
ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.0
カメラ画素数 リア:16メガ+8メガ/イン:5メガ
バッテリー容量 3000mAh
防水/防塵 IPX5,7/IP6X
指紋センサー
SIM形状 nanoSIM
カラバリ ゴールド、チタン

私たちがレビューしています!
クロスレビュアー紹介


ドロイドさん ASCII.jpのスマホ班リーダー。会社員なのに自費で常に多数のスマホを契約中。料金・通信速度に加えて、端子部分のキャップがどうこうなど、スペック表に載らない違いなど細かな話を突き詰めていくのが好き。


スピーディー末岡さん Androidユーザーのスピード狂。その名に恥じず速いものが大好きで、スマホはスペックからチェックするタイプ。ヘルメットを被っているのは、「俺はいつでも高速だから……」というよくわからない理由。座右の銘は「スペック良ければすべて良し!」


ミナミダさん アスキー編集部でスマホとなどモバイル分野を担当。最初はAndroidユーザーだったが、なぜか「iPhoneユーザーのほうがモテるかも」と考え現在は「iPhone SE」を愛用中。片手で操作しやすい小型端末が好みだが、近年のスマホ大画面化の流れに悩みが尽きない。


■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この特集の記事