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飲めば飲むほどオトクな原価BARでボトルうん万円の高級酒をガブガブ飲んできた

2015年07月01日 17時30分更新

文● ナベコ 撮影●高橋智、ナベコ 

 こんにちは、いつもほろ酔いナベコです。
 安くてウマイものって至上の価値。そこで、オトクに極上の酒を飲める『原価BAR』に行ってきました。

原価BAR
今回はおいしい洋酒をたくさん飲んできた話です。ウフフフフ!

飲めば飲むほどオトクになる『原価BAR』銀座店に行ってきた

  原価BARは入場料がある代わりに、ドリンクやフードを仕入れた原価で販売するという新しいスタイル。原価ってことで1杯ごとのお酒が値段がかなり安いんですよ! 店舗は五反田、赤坂見附、銀座の3ヵ所にあって、今回は大人の街、銀座の店舗にやってきました。

原価バー

 『原価BAR GINZA』の店内はこのように落ち着いた照明の重厚感がある雰囲気。いかにも銀座という感じです。客席数は22席。カウンター席のほかテーブルや個室もありグループでの利用もできます。
 正直、“原価”という言葉の印象から大衆的な雰囲気のような先入観があったのですが、こんなにラグジュアリー内層とは予想外でした。店の雰囲気は各店舗で少しずつ違い、銀座店はやはり一番落ちついているよう。

原価バー

 入場料は2500円。他の店舗は、五反田店だと1600円、赤坂見附店だと1800円であるのに対して銀座という立地だけに高めの設定。ですが、マスターが「銀座でもこれだけの種類の酒を置いているところはない」と豪語する品揃えを誇るだけに、入場料はけして高くはないと感じました。品揃えについては後ほど紹介しますね。

 なお入場料の2500円は店に入って最初に支払います。飲食した後の会計はまた退店時にという二度支払いのスタイルなんですね。

ビールでカンパイ!

原価バー

 まずは、ビールでカンパイ!
 この日のゲストビールの中から『ストーンIPA』を頼みました。価格は580円。ほかのお店で頼むと1本1000円以上は必ずかかる、味に定評があるIPAです。

 すでに入場料を払っている上で、いったい何を飲もうか迷ってしまうかもしれませんが、楽しみ方は色々。
 例えば、なるべく入場料以外の費用を抑えたい場合は、安価なものでいうと、『アーリータイムス』は一杯70円(!)、『ジムビーム・ライ』は一杯90円『ジャックダニエル』は一杯130円。日本のものでいうと『角ハイボール』は一杯100円『山崎』や『白州』などは一杯210円~飲めます。

 原価なので、通常の店の値段のだいたい3分の1程度の設定になっているということ(『アーリータイムス』70円あたりは絶対3分の1以下ですよね……)。なので低価格のものだけに絞れば、5、6杯くらい酒を飲んでも5000円以内という、銀座ではまずまずの予算で楽しめるというわけです。平均でひとり3~4品頼めば入場料のもとが取れるように設定されているとか!

100円の『角ハイボール』もプロがつくるからウマイ!

原価バー

 原価BARのスタッフは一流のバーテンダーなので、居酒屋メニューでも人気な角ハイボールなどもプロがつくるため、当然同じ酒でも段違いにおいしくなる、というのもポイントです。

 これが100円の角ハイボール。確かにおいしいっ! 居酒屋とは違うスッキリ洗練された味わいで、角の本当のおいしさが引き出されているんだなと納得します。

品揃えがスゴイ!

原価バー

 原価BARって原価でオトクなんだなというのはわかってもらえたと思いますが、実は単に安く酒を飲めるというだけではなく、品揃えもスゴイ。

 スコッチウイスキー、バーボンウイスキー、ブランデー、各種が高級酒までしっかり揃えてあります。原価BARの中でもここ銀座店の品揃えがやはり一番豊富らしく、一期一会の限定品である“ボトラーズ”のウイスキーも複数置いてありました。

原価BAR

 貴重な『ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ』のボトルも置いてありました。

高級酒を飲めば飲むほどオトク

 す・で・に。
 お気づきかと思いますが、原価で酒が飲めるのであれば、普段は飲めない高級酒を飲んだほうがオトク度は高くなってくるわけです。

原価BAR

 こちらは、『レミー・マルタン ルイ13世』。はっきり言って映画の中でしか見られないような超高級酒です。原価BAR価格で一杯9900円。高いですが、通常の店であれば一杯数万円はするので1万を切るのは信じられないくらいお手頃なわけで。
 さすがにさすがに! 『レミー・マルタン ルイ13世』は取材時には飲めませんでしたが、普段は手が届かない高級酒も原価だから飲めるというのが原価BARならではの楽しみです。

ニッカウヰスキー『余市20年』をゴクリ

原価バー

 ニッカウヰスキー『余市20年』は一杯900円。通常のお店では一杯数千円ですね。これをハーフの量でいただきました。原価BARではありがたいことに要望があればハーフ売りもしてくれるんです。高級酒を味見感覚で複数種類試すのにももってこいです。

 余市は原酒の不足により今年8月末出荷で販売を終了するので、飲めるうちに飲めないと!それにしても『余市20年』をこのタイミングで飲めるなんて僥倖。出回っているのボトルは自分で買っても20万円はするので……。

『ジョニーウォーカー・ブルーラベル』もゴクリ

原価バー

 あと、前から飲みたかった『ジョニーウォーカー・ブルーラベル』も! こちらは一杯660円。
 ジョニーウォーカーって、ジョニ赤(レッドラベル)が普段飲み用で、ジョニ黒(ブラックラベル)がちょっと晴れの日に……という感覚でしたが、ブルーラベルはジョニーウォーカー中でも最上級。
 実物見て初めてわかったのですが、ボトルが少し青みがかっているんですよね。口に含むと、私としては海を思わせるような澄んだ味だと私は感じました。

コニャック各種も上等なものばかり

原価バー

 コニャック各種も満足の品揃え。洋酒好きのカメラマン高橋が目をキラキラ輝かせて『ポールジロー25年』(一杯690円)、『グラッパ ディ サッシカイア』(一杯540円)などに食いついていました。

原価BAR
原価バー

 ポールジローは50年もありましたよ。
 高橋曰く「ポールジローの風呂に入りたい!」。うあああああ。

もちろんカクテルやワインも豊富

原価バー

 洋酒のほかにも、カクテル各種やワインも揃っています。いただいたのはハードボイルドな『ギムレット』。一杯150円です。
 こんな店でひとりカウンター飲みをしたらステキな出会いがありそうな予感。ただし私の場合、手頃な価格から酒を飲めるので、つい飲みすぎてしまうなと思いました。

食事メニューも原価!オトクで本格的

原価バー
『フランス産 鴨のフォアグラ』

 さらに、酒だけではなく食事メニューもあなどれません。
 原価BARでは食事も原価提供。バーではありますが、フレンチバーベキューをテーマにした焼き物をメインに、酒に合う料理が用意されています。

原価バー
『フランス産 鴨のフォアグラ』

 「高級食材の料理がワンコイン!」とうれしくなって注文したのは『フランス産 鴨のフォアグラ』。一皿500円。
 フランス産最高ランクのベジョータの肩ロースを網焼きで使用している本格的な料理で、この価格で提供されるのは原価BARならでは。ワンコインなので遠慮なく大きく切り分け豪快に口に運び、上質な脂の旨味を贅沢に味わえました。

原価バー
『大山鶏』
原価バー
『椎茸』

 串料理も自慢ということで、一本150円の『大山鶏』、一本120円の『椎茸』も注文しました。
 大山鶏はそんじょそこらの焼き鳥と違ってとても身が大きく良い味わい。椎茸もこんなに汁を含んでいるものかと驚くぐらいジューシーでおいしかったです。
 食事メニューに共通していることは、食材自体をものすごく厳選し良いものを使用していること。繰り返しになりますが、提供額は食材の原価なので、通常のお店で頼んだらかなりの額になりますよね。

一皿150円~の『本日のまかない飯』

原価バー

 低価格でお腹にしっかりたまるものを食べたいという人には一皿150円~の『本日のまかない飯』がオススメ。日によってシチュー、ドライカレー、チキンライスなど“まかない飯”少し小さ目サイズで提供されます。この日のメニューは鶏が乗った『ハイナンチーハン』。この価格で焼き飯の料理って信じられないくらい安いですよね。

 BARは食事が終わってから向かうパターンも多いかと思いますが、フードも充実しているのでディナーから利用しても良いでしょう。なお、五反田店、赤坂見附店はメニューが異なっているので、チェックしてみてください。

チョコレートにもこだわりあり

原価バー

 酒に合うタブレットチョコレートも数種類に渡ってそろえられていました。チョコレートの余韻が口にあるまま酒を飲むと……、酒の味が変わるんですよ! バーテンダーさんにきけば、飲んでいる酒に合うチョコレートを出してもらえます。

原価バー

 この時はカカオの状態である『カシューヤ』をいただききました。60円。チョコレートの原料であるカカオ豆を焙煎し皮をむいたもので、香ばしい香りと苦みは一回食べたら忘れられません。酒に合って、大人の味わいでした!

酒好きは笑みがこぼれる空間

原価バー
触れるのさえ本来おそれ多い『リシャール・ヘネシー』と一緒にイェイ!

 以上、ナベコの原価BAR体験でした。

 この日、さんざん、さんざん飲んで、料理も普通に食べて、使用した額は入場料含めて6000円ちょっとでした。
 『余市20年』を飲んでですよ、『ジョニーウォーカー・ブルーラベル』を飲んでですよ、フォアグラを食べてですよ。しかも銀座で! この満足感はなかなかです。

 商品の価格が原価だから、お店側の利益って入場料だけなんですね。それでいて時間制限も設けてないのが魅力です。
 品揃えは、お手頃のものからそれこそ超高級酒まであるのですが、高級酒の場合、通常の店だと頻繁に出ずらいところ、原価BARの場合「この価格なら」と注文が多くなるため、鮮度が良いとういのもウリだそうです。

 写真の『リシャール・ヘネシー』は原価BARで一杯1万4750円。つまり通常の店だと……、考えるだけで鼻血が出そうですね。
 今回、特別に記念写真を撮らせてもらいました。意図せずに最高の笑みがこぼれましたよ。幸せな重みだったなぁ!

原価BARで入場料が一年間無料になるVIPなカード

原価バー

 ここで耳よりです。

 『原価BAR GINZA』はちょうど2周年を迎えます。それにあたって、入場料1年間タダで何度でも来店可能となる『超GIP(GENKABAR's Important Person)カード』を景品に用意した、“原価くじ”キャンペーンが7月1日から7月末まで開催されます。期間中は原価BAR各店に来店するごとに1回ずつ“原価くじ”が引けるということ。

原価バー
原価BARで入場料が一年間無料になる“超GIPカード”が当たる“原価くじ”を引ける!

 原価BARって入場料のみが店にとっての収益なので、それを無料にするのは太っ腹ですね。
 超GIPカードでこれが当たるのは1/1000の確立。ほかにも、2等として海底で熟成されたワイン『SUBRINA(サブリナ)』、3等として入場料を半年間のみ半額とする『GIPカード』の景品も用意しています。

 さらに、同じく7月中のキャンペーンで、新入社員を対象に3店舗で入場料が割引に。
 新入社員の場合、五反田、赤坂見附店では入場料はがポッキリ1000円、銀座店は1500円と安い価格で入場できます。こちら金・土曜のみ対象外。
 また、全店でドイツやベルギー、イギリス、アジアといった世界の名ビールを週替わりで強化するといった、ビール好き向けのキャンペーンも実施します。
 原価BARに興味あるという人は、入場料一年間無料カードを狙って7月中に訪れるのがオススメです。

※7月2日12:30追記 初出時、メニュー内容に一部誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

関連サイト

原価BAR:美味しい料理も、高級酒もすべて原価!

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