18台並べると円になるLGの21:9曲面液晶がスゴイ

　10月30日、LGは液晶ディスプレーの新製品2機種を発表。ひとつは曲面タイプのアスペクト比21:9の超ワイド液（3440×1440ドット）『34UC97-S』、もうひとつは4K（3840×2160ドット）を超えるデジタルシネマ4K（4096×2160ドット）液晶『31MU97-B』だ。実売価格は前者が14万2600円前後（発売中）、後者も14万2600円前後（11月中旬発売予定）となる。

複数台並ぶ曲面ディスプレー『34UC97-S』

　国内初の曲面型液晶をうたう34UC97-Sを複数台つなげると、より高い臨場感でゲームや映像が楽しめる。ちなみに、本機は18台並べると円状になるとのこと。

カーブがあれば画面端も見やすい

　LGによれば、まっすぐな21:9ワイドの34インチ液晶の場合、近距離だと画面端に目のピントを合わせる負担が大きいという。ゆえに、液晶をカーブさせることで目の合焦による負担を軽減できるという。

動画を観ながら別の作業がしやすい

　一般的な16:9の映像を観る場合、画面に空きが出る。もちろん、16:9の映像を21:9に合わせて引き延ばして観ることも可能だが、ネイティブサイズで表示し、余ったスペースでSNSや作業を行なうといった使い方もできる。

使い方に合わせて画面を分割

　34インチと広い作業領域を確保。仕事で使う場合も、最大4つのウインドーに分割すれば、並行作業がしやすくなる。

Thunderboltを2基搭載

　背面にはThunderboltを背面に2基のほか、HDMI×2、USB3.0×3（アップ、ダウン×2）を搭載する。

フルHDの4倍以上！デジタルシネマ4K

↑氷の部分をズームで拡大して撮影したところ。ドット感は少ない。

　クリエイター向けとなる31インチのデジタルシネマ4K液晶『31MU97-B』は、高精細な絵が魅力的だ。

ハードウェアキャリブレーション対応

　キャリブレーションの結果をPicture Modeに2パターンまで保存できる。専用ソフト『True Color Pro』が付属する。

2つの色域を同時に確認できる

　AdobeRGBは99.5％をカバー。液晶の左右にAdobeRGB、sRGBの色域を表示して、Web上や紙に出したときの色合いを見比べるのに便利だ。

■関連サイト
『34UC97-S』製品ページ
『31MU97-B』製品ページ