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コクヨがデジタルノート『CamiApp S』を発表 手書き文字を簡単クラウド保存

2014年08月21日 15時00分更新

 コクヨグループのコクヨS&Tは紙に筆記した内容を簡単にデータ化できるデジタルノート『CamiApp S』を発表しました。

コクヨ
コクヨ
コクヨS&T社長 森川卓也氏
CamiApp S

 『CamiApp S』はノートブックタイプとメモパッドタイプの2種類あり、それぞれ専用のペンとセットになっています。ノートやメモの下敷きとなるカバー・台座部分に充電式のセンサーが搭載されており、電磁誘導式のボールペンが用紙に触れることでセンサーが筆記した内容を読み取る仕組みになっています。

CamiApp S

 用紙は『CamiApp S』専用のものを使用します。優れているのは、手書きのデータを保存するまでの流れがシンプルな点。本体の電源オンの状態でノートに筆記を始めると自動的にステータスが“筆記中”となり文字を認識し、用紙の隅のチェックボックスにサインをするだけでアプリに手書きデータがアップされます。ペン側のスイッチ切り替えやスキャンなどの作業は一切不要です。そのため、用紙に通常どおりメモをとる感覚で、シームレスにデジタルデータとしてバックアップが可能です。OCR機能で手書き文字のテキストデータ化も簡易に行なわれるため、キーワード検索にも対応します。

 アプリは既存の『CamiApp』アプリを使用。Android版のみアプリ『CamiApp S 設定』も必要になります。専用アプリ『CamiApp』の特徴はGoogle、Evernoteなど複数のクラウドサービスとの紐づけが可能となっている点。アプリに保存した手書きデータは簡単な作業でクラウドに保存することができます。

 専用の打合せ記録タイプの用紙を使用した場合、所定の欄に日付、時間、タイトルなどを記入するだけでGoogleカレンダーに反映することができます。

 本体とスマホはBluetoothによる無線接続。本体はUSB充電方式で連続筆記は約4時間可能。専用のペンは充電不要となっています。

コクヨ
『CamiApp S』ノートブックタイプ
コクヨ
『CamiApp S』はメモパッドタイプ

 『CamiApp S』はノートブックタイプとメモパッドタイプのそれぞれiPhone版とAndroid版の4モデルを用意。Android版のみNFC機能搭載でタッチによるペアリングなどに対応します。予想実売価格はノートタイプが2万円前後、メモパッドタイプが1万6000円前後。発売は9月5日で8月22日より予約開始されます。

『CamiApp S』

メーカー:コクヨ
発売予定:9月5日(8月22日予約開始)

・ノートブックタイプ(iPhone版/Android版)
予想実売価格2万円前後

・メモパッドタイプ(iPhone版/Android版)
予想実売価格1万6000円前後

※(2014年8月29日12時30分追記)初出時、自動的に本体の電源が入るとありましたが誤りでした。お詫びして訂正いたします。

■関連サイト

CamiApp<キャミアップ> - コクヨS&T
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