2013年10月08日15時30分

回転カメラ搭載スマホから5コア搭載機まで最新中華端末に脱帽!

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 中国・北京で毎年秋に開催されている『PT/Comm Expo 2013』。中国国内最大の通信関連イベントということもあり、中国国内のみならず海外メーカーの出展も多数見られるなど今年も活気に溢れていました。

9月24〜28日に北京で開催されたPT/Comm Expo 2013
中国最新ハイエンドスマホを北京の展示会でチェック!

 今回、特に目立ったのはLTE関連の製品の展示。中国ではまもなくTD-LTE方式による4Gサービスが開始される予定ですが、各メーカーやキャリアのブースにはLTEスマートフォンも多数出展されていました。また3Gスマートフォンの新製品を本イベントに合わせて発表するメーカーが増えるなど、中国の秋の新製品発表の場にもなっています。

5.9インチの大画面、回転式カメラのOPPO N1
中国最新ハイエンドスマホを北京の展示会でチェック!

 それら最新端末のなかでも注目を浴びていたのは、イベント開催前日に発表された中国OPPOのN1。通信方式こそ3G対応ですが、Snapdragon 600を採用しCPUはクアッドコア1.7GHz、RAM 2GBとスペックは十分。ディスプレーは5.9インチフルHDと、この冬最も話題のハイスペックな製品です。

1300万画素のカメラが前後に回転!
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 OPPO N1は本体サイズが薄く、背面に高画質なカメラを搭載するとフロントカメラを搭載するスペースがありません。そこで採用されたのが回転式のカメラユニット。1300万画素のカメラは普段は背面を向いていますが、自由な角度で回転させることができ、最大の回転角度は260度。このように前面側に回しフロントカメラとしても使えます。

ハイスペックなのに薄い本体
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 OPPO N1の本体サイズは170.7×82.6×9mm、213g。重量こそ200gを超えてはいますが、厚みは1cm以下に抑えたのはなかなかのもの。実際手に持ってみると、スペック以上に薄さを感じられます。

ライバルはXperia Z Ultraか
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 ためしにサムスンのGALAXY Note IIと大きさを比べてみましたが、5.9インチのOPPO N1は一回り大きくなっています。このサイズでライバルを考えるとソニーモバイルのXperia Z Ultraが最有力候補でしょうか。6インチ前後のファブレットもなかなか面白い製品が出てきましたね。

あの“シャオミー”の最新モデル
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 ここ1〜2年で中国のスマートフォンの知名度が上がったのは、新興メーカーのシャオミー(小米)の存在があったからでしょう。ハイスペックながら価格を抑えた同社の製品はオンラインでの発売と同時にすぐに売り切れるほど大人気。最新のM3はクアッドコア1.8GHz CPUと5インチフルHDディスプレーを搭載しつつ、価格はわずかに1999元(約3万2000円)と海外大手メーカーの同スペック品の半額程度と激安です。

高級感あるボディーに惚れちゃいそう
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 過去のシャオミーの製品はプラスチックの質感を生かした本体デザインが特徴でしたが、今回のM3は高級感を持たせたメタリックな仕上げが特徴。本体のデザインもよりシャープになり、144×73.6×8.1mmとスリム。これまた中国で大人気になることが確実な製品です。

タダの5インチモデルと思ったら大間違い
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 BBKのVivo X3は1.5GHzクアッドコアCPU、5インチフルHDディスプレー採用の同社の上位モデル。中国でももはや5インチ製品は一般的な製品になっていますが、このVivo X3は音楽再生にもこだわっておりESS社のDACチップを内蔵。高品質なハイファイサウンドを手軽に再生できるとのことです。

5インチ世界最薄、わずか5.75mm
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 そして本体の厚みはたったの5.75mm。5インチモデルとしてはもちろん世界最薄です。この薄さを実現するために背面は金属素材を採用し強度を高めています。ここまで薄いと胸ポケットに入れても存在感を忘れてしまいそうです。

マイクロとナノのデュアルSIM仕様
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 中国のスマートフォンはデュアルSIM仕様が一般的ですが、まだまだ標準サイズ(ミニSIM)のスロットを採用する製品が大半ですが、最近になってマイクロSIMの2枚挿しなんて製品も出てきています。Vivo X3もデュアルSIM対応ですが、本体が薄くSIMスロットのスペースを抑えるためにSIMトレーは2枚のSIMを一度に入れられる形状にしています。しかも手前がマイクロ、奥がナノSIMという異なるサイズを一度に利用可能。iPhoneからの乗り換えユーザーも狙っているのでしょう。

スマートTVにもなるMira II
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 こちらはハイセンスのMira II。クアッドコア1.5GHz CPUに5.5インチHDディスプレーを搭載した同社の新製品。ディスプレー上下の金属パーツはなにやらどこかで見たことがあるようなデザインですが、自社UIを搭載しTVに接続することでスマートTVのような使い方もできるとのこと。ちなみにハイセンスは中国のTV市場でシェア1位。自社TVとスマートフォンの組み合わせの提案はまるでソニーやサムスンのようです。

すっきりと薄い本体サイズ
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 本体サイズは155.25×76.7×9.3mmと、やはりこのモデルも1cmを切っています。いまや中国のスマートフォンはスペックが高い上のモデルになるほど大画面化と本体のスリム化が進んでいるのです。

LTEスマホももちろん展示
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 ここまで紹介した製品はいずれもW-CDMAまたはTD-SCDMAに対応した3G端末。ですが会場内にはもちろんLTE対応スマートフォンも多数出展されていました。中国最大のキャリア、中国移動ブースではLTEの試験電波を飛ばしており、展示してあるLTEスマートフォンはいずれもその電波をつかんでいました。なかでもソニーモバイルのXperia SP M35tは普及価格での販売が予定されている期待のモデルです。

4G/3Gと2GのデュアルSIM対応
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 デュアルSIMに対応しているため、アンテナピクト部分を見ると4Gと2Gの2つの表記が見えます。片方のSIMは2G、もう片方のSIMは4G/3G/2Gに対応しています。高速通信可能なLTEのデータSIMと、音声通話の安いGSMのSIMを同時に入れて使う、といったことができるわけです。

中国スマホ最大手のクールパッドは華やか
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 さて展示会といえば華やかなコンパニオンによるショーですが、本展示会は中国開催ということもあってかそのあたりは控えめ。とはいえいまや中国スマートフォン専業メーカーとして最大手とも言えるクールパッド(Coolpad)ブースでは毎日新製品発表のミニステージを行なっており、終始来客を集めていました。

Coolpad 8970LはLTEでペンタコア?
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 ブース内もLTEスマートフォンを多数展示。TD-LTEに対応した5.9インチモデルのCoolpad 8970Lは発表して間もないハイエンド機種とあって注目の的。CPUはTegra4 クアッドコア1.5GHzですが、同CPUの低電圧コアも含めCoolpadではこの8970Lを“ペンタコア(5コア)搭載モデル”とアピールしていました。

CDMA2000とLTEの普及モデルも展示
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 こちらのCoolpad 9250LはFDD-LTEとCDMA2000に対応した製品。この方式の組み合わせは日本だとauと同じになります。中国では中国電信がこの2方式を採用する予定で、それに合わせての製品となります。5インチながらもデュアルコアCPU搭載で価格は1万円台後半とお手ごろ価格になる予定とのこと。

キミはE人E本を知っているか?
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 さて特徴的なタブレットを展示しているメーカーがありました。“E人E本”というちょっと不思議な名前の同社はターゲットユーザーをビジネスパーソンのみに絞り、高級感あるタブレットを多数リリースしています。

革のカバーは高級ノートそのもの
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 まずは外観。標準で付属するカバーは革調のもので、見た目は高級なノートのようです。本体カラーは黒と白の2色があり、カバーもそれぞれに合わせた2色が付属します。スーツを着てこのまま持ち歩けば、おそらくほかの人からはタブレットを持っているようには見えないでしょう。

独自UI搭載の8インチタブレット
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 OSはAndroid 4.2ですが独自のUIを搭載。後述するペンを活用できる独自アプリも多数プリインストールされています。ディスプレーは8インチ1024×768ドット。CPUは1.5GHzデュアルコアですが手帳のように使うのであれば十分でしょうか。本体サイズは211.5×149×8.1mm、重量は385g。

筆圧感知のペンが使いやすい
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 本体右側面には脱着式のスタイラスペンがあり、ディスプレーへの書き込みが可能です。もちろん筆圧感知対応なので細かい書き込みもOK。ペンの上部部分は消しゴム機能があり手書きした文字などを簡単に消すこともできます。W-CDMAまたはCDMA2000に対応しているので、これ1台で通信できるのも大きな魅力。

まだまだ各社が多数のスマホを展示
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 ほかにもLenovoなど大手メーカー各社が多数の製品を展示していました。Lenovoは発売直前のS930などを中心に現行の売れ筋モデルを展示。その数は20機種前後とすべてを紹介しきれないほど。これだけの機種のほぼすべてがまだ海外展開していないのが不思議と思えるほどです。

中国人も嫌がる謎キャラも登場
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 世界のスマートフォン市場はサムスンやアップルがシェアを大きく握っているものの、ここ数年は中小の“その他大勢”メーカーが少しずつ数を伸ばしています。今回紹介した各メーカーも日本展開はしばらくないでしょうが、1〜2年後にはアジアやヨーロッパなどで普通に見かけるようになっているかもしれません。中国の最新スマートフォンを一堂にチェックできる本イベント、来年以降も訪問が楽しみです。

(2013年10月8日18時31分追記)記事初出時、記事タイトルと本文中に事実誤認による誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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