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トキワ荘で昭和マンガの世界にどっぷり浸ろう『手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから』展開催中

2013年08月14日 10時00分更新

 現代のマンガやアニメ、特撮作品の原型にもなった、手塚治虫と石ノ森章太郎の作品を一堂に集めた特別展『手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから』が東京都現代美術館にて開催中だ。
“マンガの神様”手塚治虫と“マンガの王様”石ノ森章太郎は、雑誌『漫画少年』で運命的に出会う。『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『サイボーグ009』『仮面ライダー』など、2人が生み出したキャラクターに、当時の少年少女は夢中になった。現在活躍しているマンガ家、アーティスト、文化人などの著名人も大きな影響を受けているという。

『手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから』
『鉄腕アトム』や『リボンの騎士』『サイボーグ009』『仮面ライダー』など、人気作品の直筆原稿を大公開。

 見どころは、初公開の未使用・未発表作品の数々だ。手塚治虫の初期の名作『メトロポリス』の未発表原稿やデビュー前の原稿、石ノ森章太郎の仮面ライダータイトル案などが初めて公開される。さらに、2人の直筆のマンガ生原稿も展示され、巨匠たちの息づかいや気迫、作品に込められた思いが伝わってきそうだ。

 会場内には、伝説のマンガ家アパート・トキワ荘を再現。日本を代表するマンガ家たちが集い、互いに切磋琢磨しながら数々の名作を生み出していった現場を体感できる。

 ほかにもNHKの記録映像やアニメ、テレビシリーズなどの映像もふんだんに展示。彼らに影響を受けたアーティストのオマージュ作品も紹介されている。
 世界を魅了する日本のマンガとアニメ文化の源流、手塚・石ノ森作品の“マンガのちから”を探しにいこう。

『手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから』

特別展『手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから』
会期 2013年9月8日まで(10:00~18:00、金曜日は21:00まで、月曜日休館)
会場 東京都現代美術館
観覧料 一般1200円、大学生・65歳以上900円、中高生700円、小学生以下無料

■手塚治虫
本名:手塚治。
1928年11月3日、大阪府豊中市生まれ。代表作に『鉄腕アトム』をはじめ『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』などがある。1989年他界。

■石ノ森章太郎
本名:小野寺章太郎。
1938年1月25日、宮城県登米郡(現・登米市)生まれ。代表作に『サイボーグ009』『仮面ライダー』『佐武と市捕物控』『マンガ日本の歴史』などがある。1998年他界。

■関連サイト
手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから

©手塚プロダクション ©石森プロ

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