2013年07月31日16時30分

ソフトバンクからのWP8発売はあるのか? 決算発表会で孫社長に直撃

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 ソフトバンクは2013年7月30日、都内で第1四半期(2013年4~6月期)の決算説明会を開催しました。米スプリントの買収完了後初であると同時に、スプリントによるWindows Phone 8発売後、初の決算発表会でもあります。

 今後のスプリントとの協業において、Windows Phone 8の扱いがどうなるのか、ソフトバンクからの国内発売はあり得るのか、非常に気になるところ。さっそく会場に行って孫社長に直撃してきました。

ソフトバンクからのWP8発売はあるのか? 決算発表会で孫社長に直撃
↑決算発表会に登壇したソフトバンクの孫正義社長。

■ソフトバンクの成功モデルをスプリントに持ち込む

 ソフトバンクが買収したスプリントについて、孫氏は「日本市場とアメリカ市場は似ている。日本で“野球”をしていたのが、アメリカで“サッカー”になるようなことはない。場所は変わっても、アプローチは同じ」と説明。日本で成功したソフトバンクのやり方を、そのままスプリントに持ち込むという方針を明らかにしました。

ソフトバンクからのWP8発売はあるのか? 決算発表会で孫社長に直撃
↑日本でソフトバンクが成功したモデルを米国にも持ち込む。

 ネットワークについて、ソフトバンクとスプリントが同じ“プラチナバンド・中間的な帯域・2.5GHz帯”という3階層構造となっている点を指摘。特に2.5GHz帯が同じであることから、日米で同じ端末を発売できる可能性を示しました。

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↑ソフトバンクとスプリントのネットワークはどちらも3階層。特に2.5GHz帯は共通する。

 具体的に日米で共通に使える端末とは、“TDD-LTE・FDD-LTE・プラチナバンド”が一体化されたスマホになるとのこと。このような端末が近い将来リリースされると孫氏は見込んでいるようです。また、日米に同じ端末を投入することでスケールメリットが増大。端末メーカーに対し、価格交渉や技術交渉が有利になり、より有利な条件で端末の調達が可能になるとしています。

ソフトバンクからのWP8発売はあるのか? 決算発表会で孫社長に直撃
↑端末を表わすスライドにはiPhoneがなく、代わりにHTC One、GALAXY S IIIなどソフトバンクからは未発売のスプリント向け端末が並んでいた。

 さらにソフトバンクは、シリコンバレーにオフィスを新設する準備を進めているとのこと。スプリントも同じビルに入居し、新技術の開発や 世界最先端を牽引するシリコンバレーの企業との連携を深めることを目的としています。孫氏も毎月赴く予定で、米国での活動拠点となるとか。

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↑米国での拠点としてシリコンバレーオフィスを新設。

■スプリントユーザーの反応次第では日本でも検討

 このようにスプリントとの協業プランが次々と明らかになる一方で、Windows Phone 8についてはどうなるのでしょうか。スプリントから7月19日に、同社初となるWindows Phone 8端末『Windows Phone 8XT』を発売しています。

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↑6月のBUILD 2013で発表されたスプリント向け2機種。Windows Phone 8XTは発売済み、ATIV S Neoも8月以降発売予定。
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WPC 2013で展示されたWindows Phone 8XT。その横には、撮影NGだったもののATIV S Neoの試作機も並んでいた。

 そこで、今後の米国市場におけるWindows Phoneの見通しや期待感、端末の共同調達による日本での発売の可能性について孫氏に質問してみたところ、「Windows Phoneについては、どれくらい多くのユーザーから評価を得られるのか、今回のスプリントによる取り組みの反応を見ながら、ポジティブなものであれば日本でも検討したい」と回答。「まだ始まったばかりなので、もう少し様子を見たい」と成り行きを見守る意向を明らかにしました。

 NTTドコモは直近の決算発表でWindows Phone 8について「進捗はない」と回答するなど、国内キャリアからはドライな対応が続いているなかで、かなり期待できるコメントという印象を受けました。

 ここ数年のソフトバンクはiPhoneを中心に成功を収めており、Windows Phoneを導入する可能性は最も低いと見られていました。しかしソフトバンクのウェブサイトにWindows Mobile時代のページが残っているように、Windowsプラットフォームに縁がないキャリアというわけでもありません。

 まずはスプリントのWindows Phone 8の動向に注目したいところです。第1弾となったWindows Phone 8XTは、オリジナルのWindows Phone 8Xと異なり、裏蓋が取り外せる構造に変更され、microSDカードスロットを搭載。画面解像度は800×480ドットに、プロセッサーはSnapdragon 400に変更され、全体的にミドルレンジ寄りの端末に生まれ変わっています。

 すでに米Amazonでは新規の2年契約時に1セント(約1円)で販売されており、お買い得感は抜群です。8月発売予定のSamsung ATIV S Neoと合わせて、米国市場でのヒットに期待したいところです。

ソフトバンクからのWP8発売はあるのか? 決算発表会で孫社長に直撃
↑スプリントの新規ユーザーなら2年契約時に1セントで購入できる。

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