2013年07月27日15時00分

F1レース映像をPCやiPadで視聴する世界初のアプリが登場

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 F1のライブ中継を含むレース映像をPCやiPad向けに配信する世界初のサービス『Formula 1 on Zume』が7月26日より開始されました。

『Formula 1 on Zume』
F1レース映像をPCやiPadで視聴する世界初のアプリが登場

 このサービスは、ソフトバンクグループで映像コンテンツ事業を手がけるTVバンクが、英Zume Motor Racing Limitedと提携して提供するもの。F1の国際映像やオンボード映像、ピット映像をはじめとする動画を、PCのウェブブラウザーやiPadアプリ向けに有料で配信するサービスとなっています。

■ライブ中継やアーカイブ映像をオンデマンド再生可能

 アカウント登録は、Formula 1 on ZumeのウェブサイトiPad用アプリから。利用料金は、PCの場合はPayPal(Yahooウォレットにも8月以降対応予定)、iPadの場合はアプリ内課金での決済に対応しています。

 料金プランは、各レースを500円で視聴できる“レースパス”と、2013年の残り10レース(第10戦ハンガリーGPから最終戦ブラジルGPまで)を3000円で視聴できる“シーズンパス”の2種類。ためしに見てみたい場合はレースパスを、本格的に使いたい場合は1レースあたり300円相当とお得になるシーズンパス契約を選ぶのがよさそうです。

 過去のレースはアーカイブで提供され、決勝ラウンド終了後28日間提供されます。7月26日現在では、6月30日の第8戦イギリスGPと、7月7日の第9戦ドイツGPのアーカイブを視聴可能となっています。

F1レース映像をPCやiPadで視聴する世界初のアプリが登場
↑ダッシュボード画面。7月26日時点ではイギリスGP、ドイツGPのアーカイブを閲覧可能。

 各レースは1~3回目のフリー走行、予選、決勝がフルに収録されています。

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↑アーカイブはレース後28日間有効。1~3回目のフリー走行、予選、決勝のすべてをオンデマンド再生できる。
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↑それ以前の過去のレースは、結果だけを確認できる。

 PCからの閲覧は、Windows7以上のPCまたはOS X Lion以上のMacに対応。動画プレーヤーはFlashのため、IE10やChrome、Firefox、Safariなどの主要ブラウザーに対応しています。回線速度は下り6Mbps以上が推奨とのこと。

 実際にレースの動画を再生してみると、画質はテレビと同じく鮮明で、引っかかることもなくスムーズ。プレーヤーには“シークバー”が用意されており、任意の場面にジャンプすることも可能です。

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↑レース映像を再生してみた。テレビ放送と同じ国際映像で、画質も良好。
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↑シークバーで任意のシーンにジャンプできる。シークの待ち時間はネットワークの帯域にもよるが1~5秒程度。

 音声は、サーキットノイズの上にZume社による英語の実況音声が重ねられており、海外のテレビ中継のような感覚で視聴できます。映像はレース開始前のダミーグリッドからフォーメーションラップ、レース後の表彰式やインタビュー、記者会見までフルに収録されています。

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↑レース終了後の表彰式やインタビュー、記者会見まで収録されている。

■オンボード映像やピット映像を最大3画面同時再生可能

 日本でもCS放送の『フジテレビNEXT』などでF1のライブ中継を楽しむことはできますが、オンボード映像やピット映像の切り替えは現場のディレクター次第。1位を独走中のドライバーや後方チームにはなかなか切り替わらないことが多く、もどかしい思いをしている人も少なくないはずです。

 これに対してFormula 1 on Zumeでは、オンボード映像を追加表示したり、特定のドライバーのオンボード映像を見続けることが可能になっています。

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↑国際映像、オンボード映像、ピット映像を最大3画面まで表示可能。
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↑お気に入りのドライバーのオンボード映像を見続けることもできる。
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↑ピット映像を中心に表示した様子。

 これは自分好みの映像ソースを組み合わせて観戦できるという、F1ファンにとって夢のような機能といってよいでしょう。

 ただし、オンボード映像はすべてのドライバーの視点が提供されているわけではなく、主要ドライバーに限られる模様。現在アーカイブされているイギリスGPの決勝では、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、グロージャン、ライコネン、アロンソ、マッサ、スーティル、ウェバーの9名。ドイツGPの決勝では、ハミルトン、ベッテル、ウェバー、ライコネン、ロズベルグ、アロンソ、バトン、ペレス、グロージャンの9名のオンボード映像が視聴可能でした。

■トラックポジションやタイミングなどデータ機能も

 Formula 1 on Zumeのアプリには、映像以外にもライブタイミングやトラックポジションなどのデータを表示する機能が備わっています。

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↑セクターごとのラップタイムを確認できるタイミング画面。
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↑コース上で各ドライバーの位置関係を把握できるトラックポジション画面。
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↑各ドライバーのラップごとのタイムを確認できるドライバー画面。

 これらの機能は、PCやスマートフォン、タブレット向けに公開されているF1の公式アプリにも搭載されています。しかし公式アプリがテレビ放送を補完する、データ表示専用という位置付けだったのに対し、Formula 1 on Zumeでは映像、実況、データがすべて提供されるという違いがあります。

■iPadでも快適

 iPadアプリは、iOS6.0以上に対応し、第4世代と第3世代のiPad、iPad2、iPad miniで動作します。最大3画面同時の映像再生機能や、ライブタイミングなどのデータ機能といった、PC版と同じ機能が搭載されています。

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↑iPadアプリをiPad miniで起動してみた様子。
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↑PC版と同等の機能。iPad miniでも快適に視聴できる。

■第10戦ハンガリーGPのライブ配信が開始

 Formula 1 on Zumeが提供開始となった7月26日は、ハンガリーGPが開幕する日。同日に予定されていた金曜日のフリー走行が、さっそくライブ映像として配信されました。

 ライブ映像の再生機能はアーカイブ映像のものと同等で、シークバーによる巻き戻しやオンボード映像、ピット映像の視聴も可能。レース開始時間に間に合わなかった場合に“追っかけ再生”したり、気になるシーンを自分でリプレイしたりできるのが便利です。

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↑ライブ映像も自由に巻き戻せる。LIVEボタンを押せばすぐに最新に戻れる。

 週末にはハンガリーGPの予選、決勝が予定されており、これまでにない楽しみ方ができそうです。

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