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20万部突破の『県庁おもてなし課』が映画化、5月11日に全国ロードショー公開

2013年04月03日 08時00分更新

 雑誌ダ・ヴィンチの“ブック・オブ・ザ・イヤー2011”にて総合ランキング・恋愛小説ランキングの第1位を獲得したベストセラー小説『県庁おもてなし課』(原作 有川浩、角川文庫刊)が、待望の映画化を果たす。

 5月11日に公開される同作品は、『阪急電車』や『図書館戦争』などのヒットで知られる作家・有川浩が、出身地の高知県を舞台に描いた“恋する観光エンタテインメント”だ。撮影には高知県が全面協力し、高知の色彩豊かな大自然の景色がふんだんに盛りこまれている。

映画『県庁おもてなし課』

●錦戸亮が3年ぶりの映画主演、主題歌も担当

 主演の掛水史貴役を務めるのは、これが3年ぶりの映画主演となる関ジャニ∞の錦戸亮。昨年大ヒットした映画『エイトレンジャー』では関ジャニ∞として主演するなど、グループとしても俳優としても勢いに乗っており、やる気が取り柄という若手県庁職員の役にはピッタリだと言えそうだ。

 併せて本映画では、その関ジャニ∞が4月24日にリリースするニューシングル『ここにしかない景色』を主題歌に起用。同曲には「自分を育んだ街、故郷、愛する街に感謝の想いを伝えたい」というメッセージが込められており、まさに映画の内容と重なる作品となっている。

 映画の公式サイトでは、予告編と特報のムービーを公開中。同ムービーにて主題歌『ここにしかない景色』の一部を聴くことができるので、さっそくチェックしておきたい。

 作中ではパラグライダーに挑戦するなど、ハツラツぶりで魅せた錦戸。初挑戦の土佐弁については、地元の大阪弁っぽくならないように気を付けたとのことだ。

 ヒロインを務めるのは、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の記憶も新しい、堀北真希。県庁に新しい発想をもたらすアルバイト職員の役をさわやかに演じている。その堀北は撮影の合間に自分で高知の各所を巡り、高知の良さを満喫してきたという。

映画『県庁おもてなし課』
ヒロインの明神多紀役を務める堀北真希(左)は、1ヵ月間にわたる撮影で地元の人たちから多くの励ましをもらったという。県庁の元職員・清遠和政役を演じる船越英一郎(右)。県庁を辞めることになった理由は明かされるのか。

 ほかにも高良健吾や関めぐみ、そして船越英一郎といった人気実力派が作品を盛り立てている。また、製作スタッフには、映画『阪急電車 片道15分の奇跡』を担当した脚本・岡田惠和、監督・三宅喜重を起用。有川浩作品のエッセンスを巧みにすくいあげ、原作の読後感そのままのさわやかな感動を生み出している。

映画『県庁おもてなし課』
観光特使への就任を要請された、高知県出身の人気小説家・吉門喬介役を務める高良健吾。県庁を追われた清遠に接触するようアドバイスした真意はなんなのか。

「県庁おもてなし課」

出演:
錦戸亮、堀北真希、
関めぐみ、甲本雅裕、松尾 諭、
高良健吾 / 船越英一郎

監督:三宅喜重
原作:有川浩(角川文庫)
2013年5月全国東宝系公開

©2013映画「県庁おもてなし課」製作委員会

映画『県庁おもてなし課』
清遠が経営する民宿で働く娘の佐和。人気小説家・吉門となんらかの関係がありそうだが……。

■ストーリー■

 高知県庁・観光部に観光促進を目的とする「おもてなし課」が発足した。しかし、職員たちは、斬新な企画を打ち出すこともないまま、日々なんとなく過ごしていた。

 そんな「おもてなし課」の中で、やる気だけが取り柄の若き職員・掛水史貴(錦戸亮)は、観光特使就任を要請した県出身の人気小説家・吉門喬介(高良健吾)から突如その仕事ぶりにダメ出しを受ける。的確な指摘をする毒舌家・吉門は、掛水に「県庁外部から女性を雇う」「昔、県庁を追われた元職員・清遠和政(船越英一郎)に接触を試みる」ことをアドバイスする。

 掛水は、民間感覚と柔軟な発想力を兼ね備えた明神多紀(堀北真希)と出会い、清遠の大胆な発想とアドバイスを求め、彼の経営する民宿を訪ねる。しかしその民宿で、掛水は、実質民宿を切り盛りしている清遠佐和(関めぐみ)にバケツの水を掛けられ―。

 はたして掛水と多紀は伝説の県庁職員と共に壮大な観光構想を実現してゆくことができるのか? 掛水は多紀に抱き始めた恋心を成就することができるのか? 吉門と佐和の二人の関係は? 高知県全土を巻き込んだ「おもてなし課」の計画が、いま動き始める―。



●関連サイト
『県庁おもてなし課』公式サイト
公式Twitter @omotenashi_ka

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