2012年12月26日20時00分

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2012結果発表!

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スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2012結果発表!

 2012年もっとも革新的、かつ完成度の高いスマホとタブレットを決定するスマートフォン・オブ・ザ・イヤー2012。栄冠に輝いた機種はどのモデルなのでしょうか? 選考委員の講評も読み応えたっぷりです!

■スマートフォン部門

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2012結果発表!

■タブレット部門

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2012結果発表!

 スマートフォン部門が『HTC J butterfly HTL21』、タブレット部門が『新しいiPad(第3世代)』。皆さんはどのモデルと予想していましたか?

 さて、下記に選考委員の講評を掲載します。思わず納得の選考理由をじっくりご覧ください。

■石川温氏の講評
『AQUOS PHONE ZETA SH-02E』
 2012年の市場動向として特徴的なのが“ケータイから乗り換え”だけでなく“スマホからの乗り換え”というユーザーが増えてきたという点だ。そんななか、スマホに求められる要素が単にスペック重視だけでなく、いかに“バッテリー持ちがいいか”という点にシフトしつつある。スマホが登場し、真っ先に飛びついたユーザーは、スマホの“電池寿命が持たない”という点に不満を抱いている。その不満を解消し、“安心して使える”という要素がユーザーの心を捕らえるのだ。
 各社とも、2000mAh以上の大容量バッテリーを搭載し、さらに急速充電に対応させるなど、バッテリー関連の不満を克服しようとしている。
 そんななか、シャープは、自社で持つディスプレー技術“IGZO”を採用。徹底した省電力設計で売れ行きも好調だ。確かに実際に使ってみると、他のスマホと比べても、電池寿命は長い気がする。それでいてクアッドコアで4.9インチの大型画面を採用。持ちやすさにも配慮した本体幅に収まっている点も評価できる。
 技術の進化を、ユーザーの不満解消に見事につなげたと言う点で、今年を代表する機種のように思う。
『新しいiPad(第3世代)』
 Retinaという高精細なディスプレーを採用したことにより、これまでのタブレットの使い方が大きく変わったような気がする。静止画だけでなく、テキストの表示が素晴らしく、まるで紙を見ているような感覚にもなってくる。新しいiPadの解像度に慣れてしまうと、ほかのディスプレーがまともに見られない。iPad miniもサイズ感では、今年を代表するタブレットと言えるのだが、やはり“Retinaではない”という点が見劣りしてしまう。
 “Retinaを常識にしてしまった”という点で、新しいiPadのインパクトは大きかったのではないだろうか。

■石野純也氏の講評
 この1年を語るうえで、欠かすことのできないキーワードが“LTE”です。9月には『iPhone 5』の登場と共に、auやソフトバンクもサービスを開始しました。エリアやテザリングへの対応で、両社のトップが激しい“舌戦”を繰り広げたのも記憶に新しいところです。ドコモがLTEを始めた2年前とは比べものにならないほど、知名度の高い用語になったと思います。
 そのiPhone 5に10点を……といきたいところですが、個人的にはiOSにも限界を感じています。文字入力が変更できなかったり、連携できるソーシャルメディアがFacebookとTwitterだけだったりと、不自由なところが目につくようになってきました。マップの完成度の低さは、言わずもがなです。一方でAndroidは、初期のころの不安定さがなくなってきています。中でもトップレベルの安定度と太鼓判を押せるのが、サムスンのGALAXYシリーズ。特に、“スマートステイ”をはじめとする使い勝手を高める仕組みをフィーチャーした『GALAXY S III』は、Andorid陣営の競争軸を変えたと評価しています。“どんなスペックなのか”ではなく、“どんな価値を提供できるか”に重きが置かれていたわけです。ドコモ版はLTE対応のためCPUがデュアルコアになってしまいましたが、それでも十分魅力的だったのは、S IIIがコア数を売りにしたスマートフォンではなかったからだと思います。実際長く使っていても操作はスムーズなままで、かゆいところに手が届く、本当にいい端末でした。
 似たようにニーズありきの端末に『HTC J』がありますが、個人的には後継機の『HTC J butterfly』に高得点をつけました。あの発売時期であればもう少し解像度の高いディスプレーでもよかったと感じているからです。スマートフォンではAndroidが一皮むけた1年でしたが、タブレット市場に目を向けると、まだまだiOS陣営の独壇場は崩れていません。『Nexus 7』のような対抗馬は生まれつつありますが、何をしたいかで選ぶとどうしても完成度のアプリが多いiPadに軍配が上がります。

■太田百合子氏の講評
 『iPhone 5』はあらゆる機能を進化させつつスリム&軽量になり、手にした瞬間に買おうと決めた。キャリアのLTE化を加速させたという意味でも、与えたインパクトは大きい。iOS 6になって地図は残念なことになったが、それを差し引いてもなお、今年を代表する製品だと思う。
 一方のAndroid勢は、OS、機能ともに成熟して、スペック的には横並びになってきた印象。差別化が難しくなる中、“ペンを使って手書きメモができるノート”という、ほかにないコンセプトを打ち出した『GALAXY Note SC-05D』と、それに続く『GALAXY Note II SC-02E』は、注目すべき製品だと思う。
 『HTC J ISW13HT』と『HTC J butterfly HTL21』は、HTCの技術力とauのマーケティング力とのコラボがとてもうまくいった例。特に後者はLTEにフルHD、防水対応と隙がない。グローバルメーカーでは、LGの『Optimus G L-01E/LGL21』も、日本に最適化された完成度の高い製品。人気のアークデザインかつ防水対応となった『Xperia AX SO-01E/VL SOL21』ともども、秋冬の注目モデルだ。
 タブレットでは、携帯性に優れながら、iPad向けのリッチなアプリがそのまま使える『iPad mini』を1位にした。『iPhone』の画面の小ささ、『iPad』の重さを一台でクリアし、今や手放せない存在。『新しいiPad(第3世代)』や、その後約半年で登場した『iPad Retinaディスプレイモデル(第4世代)』の高精細さにも驚いたが、インパクトの大きさでは『iPad mini』に軍配があがる。
 インパクトでいえば、1万9800円という価格で登場した『Nexus 7』にも、相当なインパクトがあった。ようやく日本でも発売開始された『Kindle Fire HD』ともども、あのクオリティーのタブレットが衝動買いできる価格になったのはすごいこと。『MEDIAS TAB UL N-08D』は薄く、軽く、“HDハプティクス”が新鮮だったが、バッテリーの持ちが今ひとつで残念賞とした。

■神尾寿氏の講評
 スマートフォン市場は普及拡大期も半ばを越えて、完全に“一般ユーザー層”が主役になった。そこではデザイン性や使いやすさがハードウェア性能以上に重要なのはもちろん、"豊富でおしゃれなケースの市場があるか"、"良質なアプリ / 周辺機器市場が構築されているか"、"周辺に同じ機種を使っているユーザーが多いか (リテラシーの共有や情報交換がしやすいか)"が大切になる。ハードウェア性能の高さや先進性が飛び抜けているのではなく、総合力に優れたスマートフォンかどうかが重要なのだ。
 そういった時代の変化を鑑みるに、今年を代表するスマートフォンとしてふさわしいのはAppleの『iPhone 5』だろう。今年フルモデルチェンジとなった同機は、デザインや質感においてライバルを圧倒的に引き離す作り込みを実現し、他方で、これまで築き上げてきた"iPhoneの資産"が多くの一般ユーザーにとって魅力的かつ使いやすい環境を構築している。“普通のユーザーがスマートフォンを買うなら、iPhoneの最新機種を買っておけば間違いない”という状況を継続させたのはさすがだ。
 一方、ITリテラシーの高いガジェット好きの視座では、サムスンの『GALAXY Note II』が魅力的だった。こちらはスマートフォンでもタブレットでもない"ノート"というカテゴリーへの挑戦であり、新たな使い勝手を構築しているという点で高く評価できる。『GALAXY S III』もそうだが、サムスンはオリジナリティーを確立し、Androidスマートフォンの中で使いやすいデザインを創りだす力を持ってきたと思う。
 次にタブレット市場だが、ここは未だ“iPadの独壇場”である。iPadが優れている、というのはもちろんある。しかし、それ以上に言えるのは、タブレット市場におけるAndroidのエコシステムが貧弱すぎるということだ。タブレットはスマートフォン以上に、画面サイズ・画面解像度にぴったりと最適化されたアプリや、魅力的かつ豊富なケースの市場が重要なのだが、Androidタブレットにはそれらがまったくない。そのため今回、あえて私はiPadファミリーに重点的に配点した。
 そして、iPadファミリーの中で、今年もっとも優れたプロダクトといえるのが『iPad mini』である。同機はiPadが作り上げたアプリ資産をそのまま継承し、その上で使いやすさを損なわずに小型化・軽量化を実現した。デザイン性・質感の高さもすばらしく、タブレット市場をより多くの人に拡大するポテンシャルを持っている。それらを高く評価した。
 一方、『新しいiPad (第3世代)』はiPadで初めてRetinaディスプレーを搭載し、"紙に匹敵する見やすさ"によってタブレットの新たな可能性を作り上げた点を評価した。iPad miniと新しいiPadは方向性の違うイノベーションを同時期に実現しており、気持ち的には両者は同点一位である。

■島徹氏の講評
 スマートフォンの主流化から2年、今年は動作時間の向上や海外メーカーによる日本向けモデルの充実など買い換え需要も意識した製品が数多く見られた。なかでも、来年の最新スペックと日本向けの機能の両方をいち早く押さえた今年という枠に収まらない意欲的な製品として『HTC J butterfly』に10点を入れた。次点の『GALAXY Note II』はスマホを情報発信端末として使いこなす人にとって魅力的な機能を詰め込んだ、買い換え需要の拡大を象徴した端末といえる。『iPhone 5』はアンドロイド端末が大容量バッテリー搭載で大型化するなか、専用OSにより軽量化と処理性能を向上させつつも駆動時間を維持。標準のマップ機能は正確さに欠けるが、先日リリースされたグーグルマップアプリを含めれば優等生的な端末だ。『Optimus G』は他社に先駆けてクアッドコアやキャップレス防水を採用。『Xperia AX/VL』はスペックやバッテリー容量重視の端末が増えるなか、デザインや手頃なサイズを求める需要をしっかり捉えた点を評価。来年はどの端末もスペック面の不満はほぼ解消されると思われる。今後は年齢を問わず快適に使える操作性の充実に期待したい。
 タブレットは20インチから7インチまで、利用シーンの異なるさまざまな端末が登場した年だった。7インチでは片手での持ちやすさと電子書籍などを省電力で閲覧できるIGZOパネルの両方を搭載した『AQUOS PAD』を選んだ。裏面照射CMOSカメラなども搭載し、スマホの代わりに通話端末と情報端末の2台持ちという選択に応えられる1台だ。10インチでは高解像度2048×1536ドット液晶と大容量バッテリーを搭載した『iPad(第3世代)』を評価。基本性能が高く長く利用できる点はもちろん、タブレット向けコンテンツ全体の高画質化や操作性の改善を促すなどタブレット全体に大きく影響を及ぼした。このほか、『MEDIAS TAB UL』はほかの7インチに対して大きく差をつけた軽さ。『ARROWS Tab Wi-Fi』はOfficeなどWindows資産の活用に加え、Windows 8とインテル製SoCで従来の10インチタブレット同等サイズに納めた点。『Nexus 7』はテザリングを前提とした低価格タブレット市場を創出した点がそれぞれ印象的だった。

■本田雅一氏の講評
 アップルのiOSを採用するデバイスは、スマートフォン、タブレット、両分野で良質なアプリの流通や優れたハードウェアに支えられ、不名誉な地図ソフトの悪評にも関わらず、誰にも勧めやすい盤石のプラットフォームを築いている。タブレット端末市場では、この傾向が明確。90%を越えるシェアを背景に、タブレット端末に適した設計のアプリを揃える。薄型軽量、あるいはディスプレーの質などで仕掛けるものの、iPadと互角に戦うには今少しの時間が必要だと思う。
 一方、スマートフォンは事情が異なる。フェリカ、ワンセグ、赤外線通信への対応といった日本ならではの事情もあるが、Androidが4.0以降で格段に使いやすくなってきたためだ。Google Playは使いやすさはともかく内容面では、かなりiOSを追い上げてきた。
 応答性、省電力性などはiOSの後塵を拝しているが、プロセッサーとバッテリーの性能が向上したことで、その差はあまり気にならなくなってきた。タッチパネルの操作感もソフト、ハード両面での改良が重なり、以前ほどのモタツキはなくなってきている。
 このような背景事情は、おそらく今回の投票結果にも現われていることだろう。タブレットではiPadの優位はまだ小さくない。しかし、スマートフォンに関してはその差は縮まっているが、LTEへの移行期である現在という時間軸で考えた場合、各社インフラとの整合性が評価の上で重要になってくる。
 LTEは世界各国で使われる周波数帯が異なり、全バンド対応のユニバーサルにできないなら、携帯電話事業者の持つネットワークとの整合性を国ごとに取らねばならない。中には日本独自のバンドもある。現在は800MHz、1.5GHz、2GHzと3バンドを運用するKDDIで、iPhoneとAndroidスマートフォンにおける対応周波数帯の違いがクローズアップされているが、将来、LTE Advancedになり、キャリアアグリゲーションが可能になってくれば、可能な限り多くのバンドに対応している方がいい。
 Androidスマートフォンでは、各携帯電話事業者ごとインフラに合わせた設計が行なわれているが、アップルがあまり少ないSKUに拘るようだと、せっかく築いてきたアドバンテージを、LTEへの移行期に失ってしまいかねない。来年のiPhoneが登場する際には、そうした側面にも注目したい。

■山根康弘氏の講評
『HTC J ISW13HT』 
 HTCが日本向けに本気で開発し、販売開始後も売り上げ1位になるなど同社のイメージを大きく変えた製品。乃木坂46を使ったプロモーションも目立った。また海外でも販売され、日本向け製品が海外でも評価された点も見逃せない。
『iPhone5』
 もはやヒットするのが前提。4Sより順当な進化を遂げている点は評価できるが、地図アプリの不具合は残念ながら大きなマイナス点。
『GALAXY S III SC-06D』
 ドコモの顔としての存在を確実にしたといえる。大画面化や高速化だけではなく、自然を意識したボディーデザインは斬新。
『らくらくスマートフォン』
 らくらくスマートフォンは、スマートフォン利用者の拡大にメーカーが応えた新しいジャンルの製品という点に注目。
『Optimus G L-01E/LGL21』
 全部入りながらもクアッドコアCPU搭載で快適に操作できる。グローバル向けモデルをいち早く日本仕様にして投入した点も評価。
『新しいiPad(第3世代)』
 Retinaディスプレーの美しさは他の製品を圧倒。重量が増したものの長時間利用可能なバッテリーはビジネスユースにも十分耐えうる
『Nexus 7』
 コストパフォーマンスに優れ、タブレットの価格破壊を起こした。非キャリアモデルながら量販店などで販売を開始し、メーカー直販製品の新しい販路を開くモデルとなった
『GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E』
 7.7インチの大型有機ELディスプレーは美しく、前モデルよりも薄くなり本体デザインもスタイリッシュになった
『MEDIAS TAB UL N-08D』
 わずか249g、世界最軽量。女性や年配者でも無理なく持ち運べ、タブレットの利用者拡大が期待できる。
『ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J』
 国内メーカーとしていち早くWindows8搭載製品を投入した点を評価。

■ITmedia Mobile編集部の講評
 スマートフォン部門で1位に推したのは『HTC J butterfly HTL21』。『HTC J ISW13HT』も、HTCが日本市場のニーズに合わせて開発した端末として非常に注目すべき製品だったが、その成功をもとに、現時点で最上級のスペックを詰め込んで開発された、Androidスマートフォンの頂点とでも言うべきモデルであり、今年を代表するにふさわしいモデルと言える。一方『iPhone 5』は、製品そのものの魅力は高いものの、iOS 6にまつわる地図の問題やApp Storeの変更などがあり、少しケチが付いた印象だ。今までは死角といえるほどの欠点がなかっただけに、今回は評価を下げざるを得なかった。Androidスマートフォンの『GALAXY S III SC-06D』と『AQUOS PHONE ZETA SH-02E』は、完成度の高いAndroidスマートフォンということで評価した。ようやく人に勧められるモデルが出てきたと感じた。『Xperia SX SO-05D』は、スマートフォンが大型化する中で、あえてコンパクトなサイズに機能を詰め込むという、所有欲をくすぐる端末を出してくれた点に敬意を表わしたもの。
 タブレット部門では、やはりディスプレーの解像度を、フルHDより高い1536×2048ピクセルへと進化させた『新しいiPad(iPad第3世代)』こそが、今年を代表するモデルにふさわしいと感じ1位に選んだ。RetinaディスプレーのiPadを初めて見たときの衝撃は、今でもはっきりと覚えている。この新しいiPadの登場により、さまざまなデバイスのディスプレーのあるべき姿が大きく変わった。またタブレット端末のあり方にも大きな影響を及ぼした。2位とした『AQUOS PAD SHT21』は、日本メーカー製の細やかな配慮が行き届いたAndroidスマートフォンとして注目した。持ちやすいボディーの幅と薄さ、iPadにはない防水性能などは、大きな魅力だ。操作性のよさ、IGZOディスプレーによる電力消費の少なさなども特筆に値する。そのほかでは、価格の安さと出来の良さで人気も高い『Nexus 7』を2012年の話題の1つとして選出。コンパクトな7インチモデルは、今後の盛り上がりに期待して『iPad mini』、『MEDIAS TAB UL N-08D』もピックアップした。

■アプリソムリエ編集部の講評
 『AQUOS PHONE ZETA SH-02E』を1位に選んだ理由は、なんといってもバッテリーの持ちがいいこと。今までスマートフォンというと、どうしてもバッテリーが持たないというイメージがありましたが、その点を大きく改善したところはとてもすばらしいと思いました。これからスマートフォンを購入しようとしている人にも、「バッテリーの持ちは心配ないよ」と自信を持って言える機種だと思います。手ブレ補正が付いた1610万画素カメラのこだわり感もすごいです。音声でカメラの機能が操作できるVoice Shotには感動しました。
 2位の『HTC J butterfly HTL21』は、カメラのきれいさがポイントだと思います。特にインカメラが広角なのはいいですね。友達と集合写真を撮るときに「入らないからもっと寄って」なんてやっていたのに、HTC J butteflyはその必要がないですから。ディスプレーもとてもきれいでびっくりしました。でも、全体が薄いうえに背面が丸くて、サイズの割に女の子でも持ちやすく、手になじむのでいいと思いました。
 『iPhone 5』は、やっぱりこのサイズ感がいいと思います。Androidのスマートフォンは全体的に画面が大きくてボディーも全体的に少し大きい。それに比べて、やっぱりしっかり持てるちょうどいいサイズなのが魅力です。それと、何より使えるアプリやアクセサリーが豊富なのはほかのスマートフォンとは大きく違うところで、外せないと思います。テザリングができるようになったのもよかったと思います。
 『GALAXY Note II SC-02E』は、ペンを使うという独特の操作性を実現した点が、ほかの機種とは大きく異なる特長ということで選出しました。ケータイと2台持ちしたりする人によく合うAndroidスマートフォンだと思います。Webブラウザーをよく使ったり、映像をよく見たりする人には、こういうディスプレーが大きい機種がいいんじゃないでしょうか。一定のファンも獲得していますし、今までのスマートフォンにはあまりなかったチョコレート色のデザインもいいです。5位に入った『Xperia SX SO-05D』は、ケータイの操作感を思い出す小さなボディーに魅力を感じました。キーボードが小さくてとても打ちやすいです。ケータイからスマートフォンに乗り換える人に向いた機種で、サイズの大きなモデルが多い中で、存在感を見せた点を評価しました。

■週刊アスキー編集部の講評
『AQUOS PHONE ZETA SH-02E』
 国内でもっとも多くAndroidスマートフォンを開発しているだけに、純国産メーカーとしてはもっともこなれた作り。タッチパネルの操作感、引っかかりのない画面遷移、外光下でも高い視認性を評価した。
『GALAXY Note II SC-02E』
 初代Noteから順当に進化。ローカライズに手間のかかる機種だが、初代モデルよりグローバル版とほとんど間を置かず販売されて点も評価したい。
『HTC J butterfly HTL21』
 フルHDディスプレー、800MHz/1.5GHz帯LTEの高速データ通信を鑑みると、いまこの瞬間買うべき端末はコレしかないと思わせるほど他を圧倒するスペック。HTCとauが密接に連携して作り込み、前モデル以上に魅力的な端末に仕上がっている。
『iPhone5』
 Lightning端子、16:9へのディスプレーサイズ拡大と、主に使い勝手に関するスペックを進化させてきた点がいかにもアップルらし い。また、事実上“LTE”を一気に普及させた端末と捉えることができる。
『Xperia SX SO-05D』
 大型機全盛の風潮の中、あえてコンパクトなXi(LTE)端末を世に送り出した点を評価。
『ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J』
 低消費電力と十分なパフォーマンスを両立させたClover Trailには誰もが驚かされた。富士通らしい防水仕様などの使い勝手重視の仕上がりも高評価につながる。
『iPad mini』
 Retina非対応などスペック的に見劣りする部分が揶揄されるが、購入者の満足度は非常に高い端末。スペックだけでなくパッケージングで魅力的に仕上げる点がアップルの凄味とも言える。
『新しいiPad(第3世代)』
 タブレットとして前代未聞の超々高解像度ディスプレーを搭載。デジタルガジェット全体の高解像度化に拍車をかけた点を評価。
『iPad Retinaディスプレイモデル(第4世代)』
 iPad miniの陰に隠れた感もあるが、当然こちらもLightning端子やLTEに対応し、使い勝手は大幅にアップ。ビジネスにヘビーに使うなら最右翼のタブレットと言える。
『Nexus 7』
 スペック、品質をしっかり確保しながら圧倒的な低価格を実現。アマゾンのKindleアプリなどの国内リリースも大きな追い風となった。

 選考委員それぞれの着目点がそれぞれ異なりながらも、その結果には納得がいくのが不思議ですね。来年も選考作業が紛糾するような、魅力的なスマートフォン、タブレットが登場することに期待したいところです。

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