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3D映画化決定! 話題の学園ミュージカルドラマ『glee』のライブに行ってきた その1

2011年07月07日 21時00分更新

世界中で一大ブームを巻き起こしている学園ミュージカルドラマ『glee(グリー)』。番組キャストたちによるコンサートが、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランド4か国、21都市で開催され、44日間に及んだライブのチケットはどれも即SOLD OUT! そんな超話題のライブの様子をお届けします。

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その前に、『glee』って何?という人にその魅力をご紹介。
ドラマの舞台はオハイオ州の田舎町にあるマッキンリー高校。新任教師と周囲から負け犬扱いされている生徒たちが、今や廃部寸前のグリー(合唱)部の再生をめざすという学園青春ドラマだ。2009年全米で放送されるやいなや瞬く間に大ヒット。一家そろって大ファンというオバマ大統領にメンバーが招かれてホワイトハウスでパフォーマンスを披露したり、ワールドシリーズの始球式で国歌を斉唱するなど、その人気ぶりはエスカレート。熱狂的なファンを、“gleeks(glee+geek)”と呼ぶ。

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↑グリー部のメンバーには、ゲイやマイノリティー、障害者もいる。キャラクターひとりひとりが実に個性的だ。

なぜ、落ちこぼれの高校生たちのドラマが世界中で盛り上がっているのか。その秘密は、個性あふれるキャストたちが歌い踊る音楽にある。日本で合唱部といえば、直立不動で文科省お墨付きのような歌を歌うお堅いイメージがあるが、『glee』では歌だけでなくダンスでも魅せるパフォーマンス要素が高い。しかも、ビートルズやローリングストーンズに80’Sソングなど懐かしのポップスやミュージカルの名曲から最新ナンバーまで満載。なかには、一話まるごとマドンナやレディーガガ、ブリトニー・スピアーズの曲をフィーチャーしたエピソードもあり、音楽好きならば、楽曲センスの良さに拍手喝采したくなる。

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↑シーズン1の15話では、『Express Yourself』、『Like A Virgin』など、1話まるごとマドンナをカバー。『Vogue』のPVのパロディーが大受け。

グリー部を引っ張っていく教師ウィルを演じるマシュー・モリソンに、生徒役のレイチェルはブロードウェイ・ミュージカルで活躍していた実力の持ち主。オーディションで役を勝ち取った、カート役のクリス・コルファーは、エミー賞の助演男優賞にノミネートされている。さらに、ブロードウェイの実力派俳優たちや、ミュージシャン、映画スターなどもゲスト出演。シーズン2にはグウィネス・パルトロウが出演し、ドラマを盛り上げている。

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↑グリー部を目の敵にする教師や生徒たちが公然と差別発言をする場面もあるが、彼らは決して負けない。そのパワフルな姿が観る者をハッピーな気分にしてくれる。
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↑周囲から負け犬扱いされている生徒たちがグリー部に籍を置くことで成長していく。日本ではFOXチャンネルとNHKのBSプレミアムで放送、シーズン1のDVDがリリース中だ。
『glee/グリー DVDコレクターズBOX』
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20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
●1万5120円
(C)2011 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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