週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

電動化してもやっぱりポルシェだった! 新型SUV「カイエン エレクトリック」のブレない本質

2026年11月01日 12時00分更新

大きくてBEVでもやっぱりポルシェ

 乗り始めてみると「大きくてBEVでもやっぱりポルシェ」と思わせてくれました。ステアリング、アクセル、ブレーキと、すべての操作系から伝わる情報量が多くて密なことに、乗り味としてのポルシェブランドを改めて感じました。特に驚いたのがブレーキ。情報量やコントロール性でいえば、ポルシェの象徴である911などにはかないませんが、日常走行のブレーキ操作の約97%を回生ブレーキのみで行なっていることを考えると、ブレーキフィーリングの“ポルシェらしさ”には驚くばかりです。

「ポルシェ アクティブライド」はコンフォート性能とスポーツ性を高い次元で両立

 また、乗り味の新体験として驚かされたのが、加減速時や旋回時の車両姿勢をフラットに保つ「ポルシェ アクティブライド」です。これはSとターボにオプション設定されているのですが、あらゆるシチュエーションでうれしい驚きを与えてくれるものでした。

 スポーツモードを選んでワインディングを走ると、フラットな姿勢で安心感を持ってコーナーを駆け抜けることができます。一方、コンフォートモードを選ぶと首回りで感じる揺れが少なく、乗員の疲れを大きく軽減してくれるコンフォート性能を備えていました。

 「フラットな乗り味」はクルマの評価でよく使われる表現ですが、スポーティーなフィーリングに必要なフラットさと、コンフォートなフィーリングに必要なフラットさ。その2つをシレっと両立していたのが印象的でした。ただ、ここまでコンフォートモードの乗り味が優れていると、ノーマルモードをどんなときに使うべきか悩んでしまう……というか、ノーマルモードは必要なのだろうか? という新たな問いが生まれたのも事実です。

 今回のカイエン エレクトリックには最新のメカニズムがテンコ盛りですが、実際に運転してみると伝統のポルシェらしい乗り味で、良い意味で最新を感じさせないフィーリングとなっていました。

 SUVのBEVという、今どきの乗り味が最も表れていそうなパッケージでありながら、見た目も乗り味もブランドの芯がブレない。そんなブランドエゴを感じられる1台となっていました。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事