まるでステージ? ショウケース? パノラマビューがたまらない 魅せるPCケース「ROG Cronox ARGB」の魅力に迫る
2026年11月05日 10時00分更新
すべてのPCパーツを自分で選べ、コダワリの1台が作れるというのが自作PCの醍醐味だ。最新のCPUをいち早く試したい、高性能GPUで快適なAI環境を手に入れたい、全チャンネル録画機を作りたいなど、既成PCでは難しいピーキーなスペックや機能にするのも自由自在。
もちろん自由にできるのは、性能面だけに限らない。可能な限り小型サイズにする、静音性を追及するなど、使い勝手にこだわるのもアリだろう。そして忘れてはならないのが、“見た目”にもこだわれる点だ。
そんな見た目重視のPCを考えている人にチェックして欲しいのが、ASUSのPCケース「ROG Cronox ARGB」(型番:ROG CRONOX GR801 CURVE TG SCR ARGB BL)だ。支柱のないピラーレスと曲面強化ガラスを採用することで、正面と側面のどこからでも内部が見える、パノラマビュー仕様となっているのが特徴だ。
さらに、ライトアップ機能が充実しているのもポイント。ケース本体各所にLEDが内蔵されているだけでなく、4基のファン「ROG Eurux GR120 ARGB」を標準装備し、色やパターンなどをカスタマイズして楽しめるようになっている。
またユニークなのが、9.2インチの液晶をPCケースに内蔵していることだろう。ここには画像はもちろん、CPU温度といったステータス、時計などを表示できる。単に光らせるだけでなく、情報表示できるという点で優れているわけだ。
これだけではただのイロモノとなってしまうが、高級PCケースとして満足できる機能が充実していることも見逃せない。
そんな「ROG Cronox ARGB」について、詳しく紹介しよう。なお、ケース単体では機能や魅力がわかりにくいと考えていたところ、ROGブランドのパーツで固めたPC一式として借りることができた。このPCを使い、PCケースの細部を見ていくことにしよう。
| 検証環境 | |
|---|---|
| CPU | インテル「Core Ultra 7 265K」 |
| CPUクーラー | ASUS「ROG Strix LC IV 360 ARGB LCD」 |
| マザーボード | ASUS「ROG MAXIMUS Z890 HERO」 |
| メモリー | DDR5-6400 32GB |
| ビデオカード | ASUS「ROG-STRIX-RTX5070TI-O16G-GAMING」 |
| ストレージ | SANDISK「Optimus GX PRO 850X 4TB」 |
| 電源ユニット | ASUS「ROG-STRIX-1000P-GAMING」 |
| PCケース | ASUS「ROG CRONOX GR801 CURVE TG SCR ARGB BL」 |
| ケースファン | ASUS「ROG Eurux GR120 FAN ARGB REVERSE BLACK」×6 ASUS「ROG Eurux GR120 FAN ARGB BLACK」×2 |
他製品では見かけないユニークな機能
前面から側面にかけてが1枚の曲面強化ガラスなため、一般的なPCケースのように前面吸気ができない。そのため、ガラスとは逆側からの側面吸気となっている。
この吸気部には、3基のROG Eurux GR120 ARGB Reverse Fanがブラケットに装着されている。普通に考えると、側面から外気を送ってもガラスパネルにぶつかるだけで、CPU周辺やビデオカードには冷たい外気が届きにくい。もちろん間接的には届くのだが、どうしても効率は悪くなる。
この問題を解決するため、ブラケットごとファンの向きを調整する機能が搭載されているのが面白いところ。真横を向いている吸気ファンを斜めにすることで、素直にケースの奥、CPUやビデオカードがある方向へと外気を送り込めるようになっているのだ。
ちなみにこのブラケットの角度は、裏からネジで固定できる。グラグラ揺れ動いたり、振動で音を立ててしまうといった心配なく使えるのがうれしい。
また、3基のファンの上にはライティングパネルが標準装備されている。これはミラーの上にROGのロゴが施されたもので、ライトアップすることで立体感のある装飾となる。
もうひとつユニークな機能として紹介したいのが、1920×462ドットの9.2インチ液晶ディスプレーを内蔵していること。ここではCPU温度といったPCの情報を表示するダッシュボード機能、スケジュールなどの表示が可能な通知モード、時計表示機能などが利用できる。もちろん、画面を好みのデザインにカスタマイズして、ライトアップ機能の一部として楽しむのもアリだ。
しかし、通常PCを真横から見ることは少なく、正面、もしくはやや斜め方向から見ることの方が多いだろう。となると、液晶ディスプレーが横向きのままでは画面が見づらくなってしまう。
だが安心して欲しい。この液晶ディスプレーには回転機構が搭載されており、ケース内で斜めに傾けることができるのだ。これにより、より見やすい位置に調整できるわけだ。
ライトアップ機能といえばケース内のパーツばかりが注目されるが、実は、ケース本体そのものにもいくつかのライトアップ機能が搭載されている。まず気づくのが、正面右端にあるROGロゴ部分。そして、さらに天板方向にも光の筋が伸びており、美しくライトアップされるようになっていた。
ちなみに天板のLEDは、直接見える位置ではなくケースの隙間に配置。間接照明のように光が見えるため、主張が激しくない柔らかな光となっている。
個人的に「お!」と思ったのは、足の部分にまでLEDが配置されていたこと。これだけケース内外が光るようになっていると、逆に光らないところが悪目立ちしてしまう。ワンポイントとはいえ、足元までしっかり光るようにできているあたりに、コダワリが感じられた。
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