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さらばA110。プロが自腹買いする名車。最後の過激な限定車「アルピーヌ A110 R 70」の魔力

2026年08月09日 17時00分更新

基本的な部分の軽量・高剛性がキモ

A110

 実際に乗ってみると、ヤル気満々の見た目から想像するより、乗り心地が良いことが意外な発見でした。確かに一般的なクルマに比べたら足周りは硬めですが、角が取れつつ締めるべきところは締まっているといった感触です。

 軽量なバネ下重量を実現するカーボンホイールはもちろんですが、重量やアーム類などそもそも軽量に作られたポイントが、乗り心地にも良い効果をもたらしている印象でした。

A110

 そして交差点でもニヤけてしまうような、ハンドリングの楽しさを味わせてくれたのが最も印象的な点。こちらが操作すると寸分のズレもなくフロントノーズが反応してくれるフィーリングで、ロールが少ないながら感じ取れる荷重の移り変わりも「気持ちいい」の一言に尽きるフィーリングです。

A110

タイヤはミシュラン パイロットスポーツカップ2を装着

 ワインディングではそれを大きく上回る気持ちよさを見せてくれました。交差点で感じたフロントノーズのダイレクトかつシャープなフィーリングはそのままに、リアのインフォメーションと安定感が高い感触で、どこまでも攻めてしまいたくなる乗り味に仕上がっています。

 運転好きならば一発でトリコにされてしまうそのフィーリングは、自動車メディア業界に愛好家が多いことに有無を言わさず納得してしまうものでした。

A110

 この乗り味の実現には重量はもちろん、アルミを多用したサスペンション周りなど、多様な部分が軽量化されていること、そして車重やパワー、タイヤからの入力に対してボディー剛性が高く仕上げられているからこそだと思います。走りの基礎となるハードウェアの部分を軽量かつ高剛性に仕上げる、それこそがA110が多くの運転好きを魅了した大きな理由なのだとあらためて痛感した試乗体験でした。

A110
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