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基板上の表面実装ICを剥がしてみよう

はんだごてでは難しい部品交換に! コンパクトなホットエアーガン「8858A」を試す

狙った周辺だけを加熱できるホットエアーガンを買ってみました

 電子機器の修理をするには、はんだごてが必要となります。実際、コンデンサーの換装、クラックの入ったはんだの付け直し、端子が潰れたコネクターの交換あたりであれば、はんだごて1本で何とかなったりします。

 しかし、足が何十、何百とあるICや、接続端子がICの裏面にあるBGAやQFNといったパッケージの場合は物理的に届かず、作業ができません。

端子がICの裏にあるBGAの例。はんだごてではムリです

●はんだごてがダメなら、何を使えばいいのか?

 こうなると、数百度の熱風を吹き付け、広範囲を一気に加熱できる工具が欲しくなります。まず思いついたのは、以前紹介した「ヒートガン」。しかし、はんだが溶けるまではいいのですが、風量が多く、パーツが風で飛んで行ってしまうんですよね。単純にパーツを剥がすだけであればいいですが、修理となると向いていません。(関連記事「ドライヤーじゃ物足りない? “本気の熱風”が欲しい人に届けたいヒートガン入門」

 もっと少ない風量で、やさしく加熱できる工具が欲しい……。こういった要望に応えてくれるのが、「リワークステーション」です。多くのモデルははんだごてやこて台などもセットになっており、はんだ付け関係をまとめて扱えるのがメリットです。ただし、サイズはそれなりに大き目。場所も取りますし、たまにしか使わない人だと持て余してしまうでしょう。

はんだごてとホットエアーガンがセットになった、リワークステーションの例

 よりコンパクトな工具はないかと探して見つけたのが、コントロール部まで一体化された「マイクロホットエアーガン」。AC電源ケーブルまで一体化されているため、コンセントに挿せばスグに使えるという手軽さが魅力です。

一体型のマイクロホットエアーガン。コンパクトですが、重心が高そう……

 ただ、ケーブルが固そうで取り回しにくいと嫌、重心が高くて持ちづらそう、プラグの形状が3ピン、本体が使用中の操作が難しそうなど、気になる部分もあります。

●4000円前後のマイクロホットエアーを買ってみた

 最終的に目を付けたのが、電源やコントロール部をコンパクトにまとめた、分離型のマイクロホットエアーガンです。リワークステーションより小さい一体型と違いハンドル部が軽そうハンドル部だけの交換ができる、といったあたりが気に入りました。

 私が購入したのはJCDの「8858A」(アリエクで4000円前後)というモデルですが、似た型番の製品が他のメーカーからも出ています。基本性能はほぼ同じですが、ノズルやスタンド、予備のヒーターといった付属品、電源スイッチの有無などに違いがあるので、しっかり見比べて選ぶといいでしょう。

JCDの「8858A」というマイクロホットエアーガン

 8858Aを選んだ理由は、赤いシリコングリップと、ノズル置き場のあるスタンドが付属していたから。ということで、8858Aを紹介していきましょう。

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