「SORACOM Discovery 2026」展示ブースレポート第1弾
異常検知からロボット走行、車両制御まで —— 現場を遠隔化・自動化するSORACOM活用のIoTソリューション
2026年08月03日 09時00分更新
TTS:現在地の把握から遠隔制御までこなす「車両向けIoTソリューション」
TTSが展示していたのが、ソラコムの通信基盤を活用した「車両向けIoTソリューション」である。
まず紹介するのは、車両の現在地を特定するGPSトラッカー。GNSS+LTE通信で位置情報をリアルタイムで追跡し、稼働状況を含めてクラウド上で管理できる。ラインナップも豊富で、内部設置型やシガーソケット型、OBDⅡポート型、バッテリー内蔵型などを用意している。物流業界やレンタカー会社を中心に導入が進んでおり、盗難防止にも利用されているという。
また、2024年より展開しているのが、“エンジン始動”を遠隔から制御可能な「遠隔制御GPSデバイス」だ。中古車販売店で採用されており、ローン支払いが滞った際に車を動かせなくするといった用途で活用されているという。さらに、運転中の危険を察知するADAS(先進運転支援システム)とドライバーのヒヤリハットを検知するDMS(ドライバーモニタリングシステム)を備えた「AIドライブレコーダー」も展開中だ。
TTSは、老舗の電気・通信事業者である田中電機のIoT開発を担うグループ会社として設立。顧客の声をくみ取り続ける中で、こうしたIoTソリューションを拡充してきた。その製品開発力で、デバイスやダッシュボードを顧客の環境に応じて柔軟にカスタマイズできる点が強みだという。
GUGEN:設置するだけで遠隔操作・見える化 PLC向けゲートウェイ「FALCONNECT」
GUGENのブースで展示されていたのが、PLCや各種センサーのリモートメンテナンス(遠隔ラダーモニタ)と遠隔監視を1台で完結できるゲートウェイ「FALCONNECT」だ。
その特徴は、専門知識不要で“すぐに立ち上げられる”ことだ。ハードウェアに加えて、「通信回線」「クラウドシステム」「設定用のWeb画面」をすべてセットで提供し、現場に取り付けて10分ほどの設定をするだけで利用を開始できる。なお、電源を入れるだけでクラウド接続できるIoT SIMに、ソラコムを採用している。
遠隔操作においては、イーサネット接続する機器であれば、PLCだけではなくタッチパネルやカメラなどにも対応。遠隔監視では、各社のPLCに対応した通信プロトコルを搭載し、最大32台の機器からデータ収集が可能だ。ダッシュボードも装置に合わせてノーコードでカスタマイズでき、ブースではソラコムのクラウドカメラ「ソラカメ」の映像データを組み合わせた高度な遠隔監視ダッシュボードが披露されていた。
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