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CPUにも酷暑対策を! 2026年オールインワン水冷CPUクーラー5選

DeepCool
「LM360」

 5選最後はコスパ優秀な空冷、AIO水冷CPUクーラーの定番メーカーのひとつとなるDeepCoolからチョイスした。AIO水冷CPUクーラーのラインアップは、空冷モデルほど多くないが予算にあわせて選べる。選んだのは、システム情報を表示できる液晶パネルとLEDギミック備えながら、最安価格では1万5000円を切っている「LM360」になる。

低コストCPUクーラーでおなじみのDeepCool製AIO水冷CPUクーラーの「LM360」

 最大の魅力は、コストパフォーマンス。この価格で、CPUやGPUのシステム情報のリアルタイム表示に、好みの静止画やmp4形式の動画などを表示できる液晶パネルを装備しているのが選定理由だ。そのうえ、水枕の四方側面とラジエーターファンのフレームには、LEDラインティングが内蔵されている。

 派手でないがPC内を柔らかく彩って、楽しませてくれるので、なるべくコストを抑えながら、液晶パネルと彩りを持ったAIO水冷CPUクーラーが欲しい人にとって注目の製品となっている。

 外観は価格を抑えられた面が見受けられるが、スペックに妥協はなく、DeepCool最新をうたう3相6スロット4極駆動モーターを採用する第6世代水冷ポンプを搭載している。さらにラジエーターファンには、単体で1700円前後する120mm径ファンの「FL12 SE」を3基搭載と、文句なしのパーツが揃っている。

 また、同価格帯でホワイトカラーモデルを選べるのもうれしいポイント。ファンフレーム部のLEDラインが映えるピーラーレスPCケースでホワイトカラーコーディネートに挑戦するのもいいだろう。

ファンのLEDライティングが、より映えるホワイトカラーの「LM360 WH」。1万5500円前後で購入できる

ファンフレームの外周のラインLEDは、視線をさえぎる支柱のないピラーレスPCケースとの相性が良好だ

 基本のスペックは、ラジエーターサイズが360mmで、実サイズは402×120×27mmとなる。チューブ長は410mmで、チューブは取り回ししやすい硬さだと感じた。

 ラジエーターファンとして搭載されている「FL12 SE」は、フレームの外周にラインLED、内周にリングLEDを備えている。スペックは回転数が400~2400rpm ±10%、風量が最大66.23CFM、静圧が3.27mmH2O、騒音値が36.07dBAとなっている。

 独自の8ピンコネクターを採用しており、PWMとARGB LEDコネクターを一体化、1本の分岐ケーブルで3基のファンを接続できる工夫がされている。

他社と同じく、ラジエーターファンは固定済み。独自コネクターによる1本のケーブルでのファン接続など、コストを抑えながら組みやすさに配慮されているのが好印象だ

フレームの側面と内側のリング状に、アドレサブルRGB LEDが配置されている

ラジエーターの流路は標準的な12本。その間には、アルミニウム製コルゲートフィンが並んでいる

ラジエーターファンのケーブルは、煩雑になることもあるが、独自の8ピンコネクターでスマートな配線が可能だ

チューブ長は410mm。手触りは良く、取り回しをスムーズに行なえる

チューブコームは、簡易なマジックテープとなっている。樹脂製チューブコームと比べると、ちょっとカジュアルだ

 水枕トップには、CPUやGPUの動作クロック、温度といった情報を表示できる2.1型IPS液晶パネルとともに、水枕の四方側面にLEDライティングギミックを備える。搭載されているポンプのスペックは、回転数が2500~3600rpm ±10%で、騒音値は33dBAだ。

 CPUとの接触部にはグリスが塗布済み。マウントブラケットの取り付け時などに、触れないように注意は必要になるが、グリスの塗り方に悩まずに済むのは、うれしい配慮だ。ラジエーターファンケーブルの一本化を含め、コストを抑えながら、組みやすさに配慮されているのを感じられる。

水枕のボディの質感は、素材の色合いや軽さからいまひとつに感じる。4選と比べると、とくに顕著だが、ここはコストとトレードオフの部分だ

水枕の側面上部には、LEDギミックを搭載する。派手ではないが、水枕周りを彩ってくれる

受熱ベース。グリスが四角形に塗布済みになっている

塗布済みグリスは、Core Ultra CPU全体にキレイに伸びていた。とくに意識せずに、CPUに取り付けて、まったく問題ない

取り付け工程をチェック&評価

 水枕はインテルだけでなく、AMD CPUも専用のスタンドオフを使用して取り付けるため付属品が多く、取り付け工程も若干増えている。とはいえ、見やすい大きめなイラストで描かれたマニュアルが付属しているので、悩むシーンは少ないだろう。

 全体的な取り付け工程は標準的なものだが、水枕を固定するのにナットネジを使用する点や、CPUにあわせて水枕にマウントブラケットをネジで固定すると、どうしてもひと手間と感じてしまう。

 ケーブルの配線、コネクターの接続も、液晶パネルを搭載したAIO水冷CPUクーラーとしては標準的だが、合計4本のケーブル取り回しと、5つのコネクターの接続が必要となる。大きくつまずくところはなく、スムーズに工程は消化できるので、工程評価は真ん中の★3つといった感じだ。

確認したいときに、サッと見られる紙のマニュアル。イラストで解説されている

インテル環境向けのマウントプラケット、バックプレート、スタンドオフ。バックプレートが樹脂製なのは残念

AMD環境向けスタンドオフとマウントブラケット

水枕固定ネジとマウントブラケット固定用ネジ

ラジエーターに25mm厚ファンを追加するためのネジとラジエーター固定用ネジ。それぞれ12本付属する

ファン接続用の3分岐ケーブル。独自コネクター4ピンPWMコネクター、3ピンアドレサブルRGBコネクターに変換する

3分岐ケーブルは、コネクター間のケーブル長がギリギリの長さになっているため、若干接続しづらい

 なお、マウントブラケットの固定で使用するネジは、「MasterLiquid 360 Atmos II」とは違って、一般的な「+2」規格のプラスドライバーで取り付けられるので安心だ。

グリスが塗布されているので、マウントブラケット取り付け時は、注意したい

バックプレートを取り付け、付属のスタンドオフで固定する。スタンドオフは、LGAで異なるので注意しよう

水枕のチューブ基部がM.2スロット、拡張カードスロット側になるように、水枕を置いて固定する

水枕から出ているケーブルが、マウントブラケットの下にならないように注意したい

AMD環境。マザーボード標準ブラケットを外し、付属のスタンドオフを取り付け。水枕を置き、ネジで固定する

コストを抑えて彩りとシステム情報表示を楽しめる

 ファンフレームと水枕のLEDライティングは、十分PC内部を彩ってくれる。好みの映像やシステム情報を表示させた液晶パネルとともに、コストを抑えながら、魅せる、映えるPCビルドに挑戦できる。

 ファンフレームと水枕のLEDは明るめで、十分PC内部を彩ってくれる。液晶パネルのシステム情報とあわせて、十分映えるPCとなるだろう。

シンプルにCPUやGPUの情報を表示するとともに、CPUソケット周りを彩る

フレート側面とリングが発光する。価格を考えれば十分いい感じだろう

システム情報をモニタリング、液晶パネルを制御する「DeepCreative」

表示はメイン×1、サブ×2の計3つの情報を表示できる

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