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機内の無料Wi-Fiがここまで進化! Starlinkで300Mbps超、動画も仕事も快適だった

2026年07月15日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●Wi-Fiだけじゃない 長距離でも疲れにくい理由

また、通信の安定性はエンターテインメントだけでなく、ビジネス用途にも耐えうるレベル。重めのデータ送信も可能なので、写真や動画の納品も問題なし。機内でいろいろと作業ができるので、あっという間に時間が過ぎて体感時間が大幅に短く感じられます。

スマホやタブレットを立てかける小さなテーブルがあるので、使いやすい

座席背面の使いやすい位置にユニバーサルタイプの電源があり、スマホなどのバッテリー残量を気にせず使えるのはうれしい

LCCながらヘッドレストもあり、長時間でも頭が固定できて快適に座れる

テーブルは二つ折りタイプで、PCを乗せて作業するには十分な広さ

●オンライン会議もOK 空飛ぶオフィスを体験

 機内からビデオミーティングに参加することも十分可能でした。ZIPAIRでは、Starlinkを利用したオンライン会議や通話自体に制限は設けていません。ただし、深夜便となるバンコクからの復路などでは、周囲のお客様への迷惑とならないよう配慮を求めるアナウンスが行われるなど、マナーを守った利用が呼びかけられていました。

 通常の携帯電話での音声通話は引き続き遠慮するようにというルールを守りつつ、周囲に十分に配慮すれば、空の上をオフィス代わりにすることも可能ですね。

●実はWi-Fi以上に便利だったサービス

 今回はStarlinkを体験するための搭乗でしたが、意外と気に入ったのが「機内での座席変更オプション」。これは、機内での時間をより自由に楽しむために、離陸後に空席がある場合に限り、客室乗務員に申し出ることで座席を変更できるサービスです。

座席移動は有料ですが、逆に乗ってから確実に周りが空いている席へ移動できるシステムがあるのはありがたい

 今回搭乗した成田-バンコク便では、非常口や最前列以外のスタンダード座席は1席1300円で変更可能。しかも3席選ぶこともできるので3900円という価格で、1列分を確保できちゃいました。もちろんシートベルトをしたままですが、肘掛けをあげて横になれるわけです。

路線によって1席の料金は違っている

 長時間のフライトで同じ姿勢を続けるのは辛いものですが、3席を独占して横になれるほど広々と使えることで、身体への負担は激減します。足を伸ばしてリラックスしながら、前述のStarlinkの爆速Wi-Fiで動画コンテンツのストリーミング再生を心ゆくまで楽しめるわけです。LCCでありながら、フルサービスキャリアにも匹敵する極上のプライベート空間とエンターテインメント環境爆誕です。

復路は3席購入して広々と座席を使ってきました。これは課金しないほうが損

 目的地や座席種別に関係なく無料で提供される高速かつ安定したStarlinkのインターネット接続と、フライト中の状況に応じて柔軟に空間を確保できる機内での座席変更オプション。この2つのサービスを組み合わせることで、ZIPAIRでの長距離フライトは「ただの移動時間」から「快適で充実した時間」へと劇的に進化しています。

 移動時間そのものがエンターテインメントに。皆さんも次回の海外渡航では、ZIPAIRを選んで体験してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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