前回に続いて、GPS端末でおなじみGarmin(ガーミン)のスマートウォッチ「Venu 4」をレビューしています。健康維持や体力向上のための機能に加えて、電卓、レコーダーなどのアプリ、キャッシュレス決済機能まで備えたオールラウンダーなスマートウォッチです。
45mmモデルと41mmモデルがあり、どちらも7万9800円。筆者は45mmモデルを使用中。今回はヘルスケア機能を掘り下げてレビューします。
心電図測定機能の使い勝手は、他メーカーと基本同じ
Venu 4には光学式心拍計、皮膚温センサー、血中酸素レベルを測定するセンサーなどが搭載されています。それぞれの機能を有効化したら、以降はほぼ自動で測定され、心拍の変化や睡眠の質、ストレスレベルなどがわかる仕組みです。
さらにApple Watch(Series 4以降)やPixel Watch(2以降)などと同じように、「心電図」アプリも搭載されています。心電図はスマホの「Garmin Connect」アプリで初期設定すると測定できるようになります。
測定方法はベゼルに親指と人差し指を当てて30秒間じっとするだけ。正常であれば「洞調律」と表示されます。万が一、心房細動(不整脈の一種)の兆候が検出されたり、そもそもなんらか症状があった場合には病院で診断を受けることが必要。他社製品もそうですが、スマートウォッチの心電図は簡易的なものなので、病院でより精度の高い検査を受けるようにしましょう。
便利に思ったのが「ヘルススナップショット」。起動して約2分間静止するだけで、心拍数、血中酸素レベル、呼吸数、ストレスレベルなど複数の健康データを一気に測定できる機能です。毎朝起きたあとや、体調が悪いと感じたときなどに測定し、素早く身体の状態を確認できるわけです。
睡眠はかなり細かく分析してくれる アドバイスも役に立つ
計測された健康データは、ウォッチでも確認できますが、スマホの「Garmin Connect」アプリでは、より詳細な分析結果も見られます。
スマートウォッチのヘルスケア機能は各社が注力しており、その進化は一段落した印象。つまり、主要メーカーのウォッチであれば「どれを使っても大して変わらない」というのが筆者の本音です。強いてVenu 4のメリットを挙げるとしたら、睡眠の分析はかなり細かく、アドバイスが役に立つように感じました。
睡眠の時間や深さが細かく分析され、睡眠の質がスコアで表示されるのは他社と同じ。しかし、Venu 4には「睡眠コーチ」という項目もあり、体内リズムとのずれなど、より具体的なアドバイスも表示されます。睡眠に不安がある人には満足度が高いかもしれません。
ガーミン独自の「Body Battery」も参考になる
ガーミン独自の健康指標として「Body Battery」も表示されます。これは身体のエネルギー残量を示すもので、5〜100の範囲で表示。十分な睡眠を取っていると数値が上がり、運動やストレスなどによって減っていきます。日中に著しく数値が下がっている場合は、休息を促してくれたりもします。
Pixel WatchやGalaxy Watchの「エナジースコア」のように、同様の指標が表示される機種はありますが、Venu 4の「Body Battery」は、ゲームのHPのように思えて、「今日はゆっくりしよう」「少し身体を動かそう」といった行動に結びつきやすく感じました。
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