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お土産袋が“3個目扱い”に? 機内持ち込みとバッテリー制限の新ルール

2026年04月22日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●モバイルバッテリーの持ち込みルールは4月24日から厳格化!

 続いて、さらに注意が必要なのが「モバイルバッテリー」の取り扱いです。これまでも何度かこの連載で取り上げていますが、全世界的に航空機内でのリチウム電池による火災発生が増加していることを受け、国土交通省は国際基準の緊急改訂に基づく新たなルールを発表しました。この新ルールは2026年4月24日から適用されます。

 「預け入れ(受託)手荷物に入れるのは禁止(必ず機内持ち込み)」、「160Whを超えるものは持ち込み禁止」、「ショートを防ぐため個別に保護する」といった従来からのルールに加え、以下のような制限が追加されます。

モバイルバッテリーの持ち込みについて、新たなルールが策定されました

●追加ルール①:機内持ち込みは「Wh数にかかわらず合計2個まで」 

 これまでは100Wh(内部3.5Vの出力5V換算で約2万7000mAh)以下のモバイルバッテリーであれば個数制限なく持ち込むことができましたが、新ルールでは「100Wh以下であっても合計2個まで」と厳格化されます。100Wh以下のものと、100Wh超〜160Wh(内部3.5Vの出力5V時計算で約4万3000mAh)以下のものを組み合わせる場合も、合計で2個まで。用途別に複数個を持ち歩いている方は要注意です。

容量の大きさで持ち込める数が変わるので注意

 なお、デジタルカメラのバッテリーなど、モバイルバッテリーではない「予備の電池(リチウムイオン電池)」については、100Wh以下の場合はこれまで通り個数制限はありません。デジカメなどの予備電池はもともと容量がそこまで大きくないので、基本的には問題ありませんが、一応容量を確認しておきましょう。

デジカメやアクションカムのバッテリーは、もともと容量はそこまで大きくありませんが、念のため確認しておきましょう

●追加ルール②:機内でのモバイルバッテリーの「使用」と「充電」が禁止

 さらに、機内でモバイルバッテリーを使って、スマートフォンなどの電子機器を充電することが禁止となりました。機内の電源やUSBポートを使っての充電は可能なので、モバイルバッテリーではなく充電器やケーブルを用意しておきましょう。また機材によっては充電設備のないケースもあるので、あらかじめ航空会社のサイトなどで確認しておくと共に、スマホなどは搭乗前に充電しておくようにしましょう。

自分が乗る機材にどんな充電設備があるか、あらかじめチェックしておこう

 またフライト中に機内の電源を使ってモバイルバッテリー自体を充電することも禁止されます。とはいえ使わないからといって座席上の収納棚に入れるのは引き続きNGとなっています。搭乗時に取り出して、座席ポケットなど手元で管理しておきましょう。

Type-Cが使える飛行機も増えてきましたが、まだまだType-Aが多いので、ケーブルは両方用意しておきましょう

 ちなみに今回の新ルールは、あくまで日本の航空会社に向けたもの。海外の航空会社はさらに厳しいケースもあるため、要注意です。ですがこれらのルールは、私たち乗客全員の安全を守り、飛行機が定刻通りに出発するために定められています。当日空港で慌てないためにも、事前にしっかりと準備をして、快適でスマートな空の旅を楽しみましょう!

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この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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