第109回
少女漫画の棚に収まるには、あまりにも大きすぎる物語『ベルサイユのばら』全9巻が2805円【Kindle漫画セール情報】
2026年04月17日 17時00分更新
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少女漫画のなかでも、これだけは必ず読んでほしいと思う作品がいくつかあります。そのうちのひとつがこの『ベルサイユのばら』です。
ベルばらのすばらしさはいくつもありますが、まず一番に挙げたいのがそのキャラクター造形の見事さです。主人公オスカルの、圧倒的な美しさと凛々しさ、信念を貫く生き様、愛と使命の狭間に揺れる感情の描かれ方など、どこを切っても隙がない。ともすれば、堅物で面白みのないキャラクター像に陥りそうな設定なのに、誰の目から見てもそう映らない圧倒的な存在感。
そして悪役として描かれる王妃マリー・アントワネット。それまでの歴史観では、奔放で美しい、飾り物のようなお姫様像という認識が強かったアントワネットを、ここまで人間味ある人物として、その成長と脆さの両面を描き、世界から糾弾される存在を守る使命を負うオスカルとの関係性のなかで輝かせるという、単なる悪役で終わらないベルばらのドラマ性の立役者です。なんならアントワネットに一番泣かされるかもしれません。
さらにはオスカルの身分違いの恋愛相手として登場するアンドレ。叶わぬまでも生涯を君に捧ぐ、という献身性を持つキャラクターは、当時の漫画としてもすごく斬新というわけではなかったかもしれませんが、それがベルばらの時代背景やオスカルの置かれた立場と合わさることで、何重にも響く設定に格上げされています。
華やかな生活から一転、フランス革命によって狂乱に陥る宮廷。動乱の時代の波に翻弄される悲劇のキャラクターたちの物語を、ぜひ一度読んでみて。
今ならフェアベル版・全9巻が2,805円です。(集英社マーガレットコミック版は全14巻ですが、こちらは本編9巻分に加え、外伝、サブエピソード編が続巻として刊行されています)
気高く咲いて美しく散る、薔薇の運命に生まれた人
ベルサイユのばら
池田理代子 (著)
全9巻(完結)
2,805円
第1巻~4巻(1巻あたり)
99円
第5巻
330円
第6巻
462円
第7巻~第9巻(1巻あたり)
539円
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少女漫画史上に残る不朽の名作。
舞台は18世紀後半のフランス・ベルサイユ宮殿。王妃マリー・アントワネットの側近として仕えることになった、男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェの生涯を中心に、革命期のフランスの激動が描かれる。
オスカルは、フランス王家近衛隊の隊長である父の跡を継ぎ、女性でありながら軍人として生きることを選んだ貴族の娘。彼女はマリー・アントワネットの親友であり、忠実な守護者として、華やかな宮廷生活、恋、革命の嵐、そしてフランス革命へと巻き込まれていく。
オスカルを中心に、マリー・アントワネットとフェルセン伯爵の悲恋、アンドレ(オスカルに生涯を捧げる平民出身の青年)、ロザリー、ジェローデルなど、さまざまな人物の運命が交錯し、華麗でありながらも残酷な革命の時代を壮大に描く歴史ロマン巨編。
宝塚歌劇として1974年に初演され、以降、何度も上演される伝説的作品に。また、1979年に制作されたテレビアニメは、日本だけでなく、フランスでも大ヒット、世界的に有名に。今でも多くの読者に愛され続けている、少女漫画の枠を超えた歴史大河ドラマです。
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