ViXion「ViXion2」
もう魔法じゃん! 視力拡張メガネが液体レンズでピントがくっきり 凄すぎた
2026年04月17日 17時00分更新
Vixionは、レンズで有名なHOYAの関連会社として2021年に設立されたメーカーです。すでに複数の製品を発表していますが、「Vixion2」はその最新機種です。
特徴は、センサーで対象(見たいもの)との距離を測定し、距離に応じてレンズの形状を瞬時に変化させ、カメラのオートフォーカスでピントが合うように、近くも遠くも見やすくするデバイスです。
その効果は以前から話題になっていたのですが、視野が少し狭いという声もありました。「Vision2」ではレンズ面積を前モデル比で約2.4倍に拡張し、視界に入る情報量が増えたことで、より自然で快適な視覚体験を実現するオートフォーカスアイウェアに進化しています。
中央部に取り付けられた距離センサーが対象物との距離を瞬時に計測し、それに合わせて中央の液体レンズの膨らみを変えることで、ピントが自動調整されます。これを体験して驚かない人はいないのではないでしょうか?
ここからは、そのメリットと購入時に確認したいポイントを整理します。
ViXion2を購入する3つのメリット
ポイント(1)脳が考えるより先にピントが合う身体拡張体験
「ViXion2」は自分の一部として機能する「サイバーアイ」そのもの。脳が「見たい」と認識するのとほぼ同時に液体レンズが駆動。視覚の限界をテクノロジーで上書きする感覚は、まさに『攻殻機動隊』の世界に足を踏み入れたような高揚感を与えてくれます。
遠くも近くも、自分が視線を向けるだけでスッとピントが合う感覚は、慣れれば慣れるほど手放したくなるほどの快感。液体レンズを採用する構造上、視野はどうしても制限されますが、遠近両用メガネのように意識して手元を見る際は視線を下げるという地味なストレスは皆無です。
アウターフレームには度付きのレンズを入れることが可能(眼鏡店でユーザーが依頼して交換)。乱視の人も快適に利用できるのはうれしいですね。
YouTubeでViXion「ViXion2」のレビュー動画を見る
ポイント(2)「老い」は恥ずかしくない。老眼鏡という概念を破壊する知的アンチエイジング
加齢によるピント調整力の低下は「衰え」であるとネガティブに捉えられがちですが、この製品を使うと、ガジェットによる「機能拡張」を体験するチャンスだとポジティブに変換させてくれます。遠近両用メガネや老眼鏡を掛け直す仕草を、スマートなデバイスで「無効化」する。誰にでも訪れる身体の変化を最もクールな方法で解決する、優しくて知的な未来のあり方です。
特に筆者が恩恵を感じたのは、マルチディスプレー作業とタブレット作業時です。手元のタブレットやノートPCと、大画面のセカンドディスプレーに交互に視線を向ける際、メガネを上げ下げする回数を、文字通り「ゼロ」にできます。この利点が得られるだけで、直販価格11万円という値段の価値はあると断言します!
ポイント(3)読書から手元作業までこれ一本! 脳をピント合わせの重労働から解放する「真の休息」
そして、手元のスマホから遠くの景色までこれ一本でシームレスに対応。無意識に行っている「ピントを合わせようとする脳の努力」をデバイスが肩代わりしてくれるため、眼精疲労だけでなく、集中し続けることのストレスも軽減してくれます。この「脳の休息」こそが、現代人に必要な真の実用性といえるでしょう。
趣味の分野なら、多数の微細パーツを扱うプラモデルづくりや、細部を詰めるイラスト制作といった長時間作業による眼精疲労の蓄積を「ViXion2」がしっかりカバーしてくれます。生活面では、ネイルのお手入れといった用途にも活躍。自宅での趣味活動の機会が多い人に、特におすすめしたいです!
購入時に確認したい2つのポイント
「視力にも充電が必要」という、デジタルデバイス特有の宿命
魔法のようなオートフォーカスも、バッテリーがなければただの重いフレームになってしまいます。スマホやタブレット、イヤフォンに加えて「メガネを充電する」という新しいルーチンを受け入れられるかは要検討です。万が一の電池切れが、そのまま「視覚の利便性の喪失」に直結する点は、アナログなメガネやコンタクトレンズにはないリスクといえます。
「センサーの視野」と周辺視への慣れが必要
人間の眼は広角に情報を捉えますが、「ViXion2」は中央のセンサーが捉えたポイントにピントを合わせる仕組みです。そのため、視線だけを動かして端の方を見るような動作では、ピントが追いつかない「独特のクセ」があります。「首を動かして正面で捉える」という、このデバイスに合わせた身体の使い勝手に慣れるまでの学習期間が必要です。
また、ピントが合う視野が液体レンズの範囲に物理的に制限されるため、見渡したり広い視野を取る行動には不向き。メーカーも静止状態と特定シーンでの利用を想定しており、装着時のクルマや自転車の運転、動きの速い動作やスポーツでの利用を禁じています。手元作業の際も上部のリムがかなり厚めなので、装着中は液体レンズ部だけでなく、上部のリムが視界に入りがちな点にも慣れが必要だと感じました。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります











