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MSI「MAG 321UP QD-OLED X24」レビュー

文句なしの漆黒4Kモニター!次世代フィルムで赤かぶりをねじ伏せた31.5型4K/240Hz対応のQD-OLEDを一度見たら、もう今の環境に戻れなくなった

2026年04月25日 13時00分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

4K/240Hz/0.03msがもたらす「残像なき」映像美

「Blur Busters」のテストサイトで「Ghosting」を表示したもの。写真でもブレを感じさせないほど、肉眼では残像感はない

 ゲーミング性能においても、本製品は一切の妥協を許さない。4K(3840×2160ドット)という高精細な描写能力に加え、リフレッシュレートは240Hzを誇る。これにOLED特有の0.03ms(GTG)という超高速な応答速度が組み合わさることで、液晶パネルでは難しい残像感の払拭を実現している。

 実際にゲームをプレイしてみたが、視点移動でも追従性があり、残像感は感じられない。特にFPSゲームにおいて、敵の輪郭がぶれることなく視認できるアドバンテージは、勝敗を分ける決定的な要素となるだろう。

 この性能の高さは、ゲームだけでなくクリエイティブな作業においても、拡大スクロールした際にヌルヌルと動くので、作業効率アップに結びつく。

量子ドットが紡ぐ鮮烈な色彩と、安心の保護機能

広色域と高いコントラストでメリハリのある映像を堪能できる

 パネルには、有機ELと量子ドット技術を融合させたQD-OLEDを採用している。これにより、従来のフィルター方式に比べて輝度の低下を抑えつつ、色域のカバー率はsRGBで100%、AdobeRGBで97%、DCI-P3で99%という広色域を実現している。

 工場出荷時にキャリブレーションが実施されており、色精度は「Delta E ≤ 2」に抑えられているため、ゲームだけでなくプロレベルのクリエイティブ作業にも即戦力として投入できる。

 さらに、輝度は300nitsでピーク時は1000nitsを実現。これは、5層タンデム方式のQD-OLEDを採用することで、消費電力を抑えながら、ピーク最大輝度を長く維持することが可能だ。明るさも最大30%向上させており、コントラスト比は150万:1でVESAの「ClearMR 13000」「DisplayHDR True Black 500」認証を受けている。

 また、HDRでよく発生する急激な輝度変化を好みに合わせて調整する「ユニフォーム・ルミナンス」機能を搭載する。例えば、トンネルを抜けた時の外光により一瞬ディテールを失うことがある。そうした輝度の変化に対し、輝度カーブを調整することで、滑らかに明るさが変化し、目に優しく自然な輝度環境を実現する。OSD画面から設定可能で、6つの設定から選択できる。

「ユニフォーム・ルミナンス」機能はOSD画面の「DisplayHDR」で設定を選択できる

 実際、アドビ「Lightroom Classic CC」で作業してみたが、4Kで31.5インチという広い作業領域と発色の良さ、残像感のないスクロールなど、クリエイティブな作業にもピッタリ。現像で一番気を使う色味調整も、このディスプレーならとてもやりやすかった。

アドビ「Lightroom Classic CC」で作業してみたが、作業領域が広く画面も見やすいので作業しやすかった

 OLEDで懸念される焼き付き問題に対しても、最新の保護機能「MSI OLED Care 2.0」を搭載。ピクセルシフトや静止画の自動輝度軽減など、パネルを長持ちさせるための機能が網羅されており、焼付きを軽減する。液晶モデルと同様の3年間長期保証が付帯している点も、高価な製品だけに大きな安心材料と言えるだろう 。

OSD画面で「MSI OLED Care」機能の各種設定ができる

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