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ボルボのEV「EX30クロスカントリー」は四輪駆動化しつつ乗り心地と加速が激変した

2025年10月26日 15時00分更新

ボルボ

ボルボ/EX30 Cross Country(649万円)

人気コンパクトEV「EX30」にクロスカントリーモデル登場

 人気を集めるボルボのコンパクトEV「EX30」にクロスカントリーモデルが追加されました。「外観が変わっただけでは?」と思いきや、中身は別物だったのです。

ボルボ

ボルボ/EX30

 ボルボ・カー・ジャパンによると、2024年の輸入EV販売台数でEX30は3番目に売れたクルマなのだとか。ちなみに1位はテスラ・モデルY、2位も同じくテスラのモデル3。人気の理由は扱いやすいコンパクトなボディサイズとスカンジナビアデザイン、そしてボルボブランドが持つ高い安全性でしょう。

ボルボ
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 EX30が都市型SUVであったのに対し、EX30クロスカントリーはアウトドアテイストを高めた1台。全長4235×全幅1850×全高1565mmと、全幅と全高で15mmサイズアップ。最低地上高も195mmと20mmアップさせることで、悪路の走破性が高められている。

 注目はEX30がシングルモーターの後輪駆動であるのに対し、前輪にもモーターを搭載した四輪駆動としたこと。航続距離は500kmとEX30より60km短くなりましたが、雪国などではとても助かる装備になったと言えます。

ボルボ

 フロントパネルをよく見ると、等高線のようなものと緯度経度らしき数字が。これはスウェーデンの最高峰であるケブネカイセ (Kebnekaise) 山を表しているのだとか。

ボルボ
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 ラゲッジは前後に用意。壁が近くても開口できる点は◎で、使い勝手はかなり良さそう。二重底なので、荷物を区別するのに便利そう。後席を倒すとフルフラットの荷室空間が得られます。

ボルボ
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 フロントボンネットを開けると、充電ケーブルを入れるのに便利なラゲッジが姿を現わします。

ボルボ

 充電ポートはAC/DCを1ヵ所にまとめたタイプ。ACは9kWhまで、DCは150kWhまでの入力に対応できます。

ボルボ
ボルボ

 後席は明るくクリーンなイメージ。再生素材を使っているそうですが、そのようなクルマにありがちなエコ感を前面に出さないあたり、好感を持ちます。EVらしく床面がフラットなのも使い勝手がよいところです。USB-Cは2系統用意されているほか、シートバックポケットにはスマホを差し込むのにピッタリのポケットが設置されています。

スカンジナビアデザインのこだわりと優れた収納・充電性能

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 運転席はミニマリストの極みといった印象。シフトセレクターは右手側ハンドルコラムに用意されています。

ボルボ
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 センターディスプレイはGoogleビルトインで、目的地はもちろん、エアコンなどの調整も音声認識でコントロール可能です。Apple CarPlayにも対応していますが、Android Autoには非対応。そもそもGoogleが入っているのでわざわざAndroid Autoに対応させる必要はないと思われます。

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